今年の春ころから世界中で猛威を振るい始めた新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、タイ王国でも3月26日には非常事態宣言が発令され、日本人学校も含む教育機関の閉鎖が言い渡されました。
本来であれば4月17日に予定されていた在校生(転校生)たちの始業式、4月18日に予定されていた小学部・中学部の新入生の入学式などの行事は全て中止。
またコロナの感染拡大防止の為にタイ政府から発令された外国人の入国制限により、今年度よりバンコク日本人学校に赴任される予定だった先生方がタイに入国出来ないという状況が長く続いた影響で、5月1日から各家庭で持っているタブレット端末やパソコンを利用してインターネットでの在宅授業という形でのスタートとなりました。
7月1日からは、A・B・Cの3つのグループに分けた分散登校が始まりましたが、結局1学期中は通常登校に戻る事はなく、オンライン学習と分散登校を組み合わせた対応のまま終業式を迎えることに。
8月17日に日本人学校のホームページで発表された内容によると、今年度に赴任予定だった先生方は無事にタイへの入国を果たしたようで、2学期からは通常登校に戻るとの事です。
タイ国内でのコロナの新規感染者は本日(8月18日)現在で連続80日以も発生していないものの、非常事態宣言は未だに解除されていない状況が続いています。
新型コロナウイルスの今後の状況によっては非常事態宣再延長もあり得ますが、とりあえずは2学期からの通常登校が決定しましたので、保護者の方は一安心と言ったところでしょうか。
お子様が四六時中・家に居るような状況が続き、オンライン授業で配信される授業用の印刷物をプリントアウトしなければならないといった作業なども多く、ご家庭の状況によっては大きな負担となった方も多いかと思います。
インター校などでは、学校の閉鎖に伴う授業料の割引や返還があった学校もあるらしいのですが、バンコク日本人学校では一切そのような話は出ませんでしたね笑
2学期の授業料も、何事も無かったかのようにサクッと例年通りの金額を請求されました笑
まあ、学校を運営していくうえで、極力割引や返還は避けたいのであろうとは思うので、致し方ないとは思うのすが、「これこれ、このような事情で返還は出来かねます、何卒ご理解いただきましたうえ・・」的な説明のプリント1枚も配布されないのはチョット・・という気がしなくもないです笑。
とはいえ、まずは通常登校に戻って一安心。
コロナが完全に終息したわけではないので、まだまだ予断は許せない状況ですが、引き続き不要不急の外出の自粛や、外出後には手洗い・うがいを入念に行うなど各自が気を付けて、一刻も早く非常事態宣言が解除され、子供たちがより安心して通学が出来るようになる事を願うばかりです。
※このブログは2020年8月18日に書かれたものです。