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【非常事態宣言下のバンコク】3密なタクシー移動は心配・・そんな時はバイクタクシーはいかがでしょうか?料金と注意事項

バンコク都内では新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3密(密閉・密集・密接)な状態での感染防止のためにタクシーを使って移動する人が少なくなっているそうです。

近距離での移動や少人数での移動の場合は、多少割増料金になってしまいますがバイクタクシーでの移動が便利かもしれません。

本日はカオサン通りのバイクタクシーを例に、バイクタクシーの一般的な利用方法をご案内します。

「陸の孤島」カオサン通り

世界各国から多くの旅行者が集まるカオサン通りですが、地理的にはバンコク市街の西の外れで「陸の孤島」とも呼ばれてしまっています。

昨年、MRT(地下鉄)がファランポーン駅から王宮の方へ延伸されましたが、最寄りの駅まではカオサン通りからは徒歩30分ほどかかりますので、あまり実用的ではありません。

バンコク内での移動は、昔からあるタイ国鉄をはじめ、2000年代に入ってから建設されたBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)、空港から市街地へ伸びるエアポートリンクなどの路線網も年々延伸や接続が進み、バスの路線網や運河ボートなどの公共交通時間が豊富なため、市内の移動に関して不便は感じません。

ただ、カオサン通りを宿泊の拠点にしている場合はバンコク市街地に行くための移動にはタクシー(トゥクトゥク)か、もしくは路線バスや運河ボートを乗り継いでいく必要があり、少々不便です。

便利な「バイクタクシー」

そんな時に便利なのがバイクタクシー、日本人旅行者での通称は「バイタク」。

タイ人の人には「バイタク」と言っても通じませんので、「モーターサイ」と言いましょう。

そんなモーターサイ、渋滞が多いバンコクの道路もスイスイすり抜けして行ってくれるので時間も節約でき、とても便利!

本日はカオサン通りからバンコク各地へのバイタクの料金と、乗る際の注意事項をご案内いたします。

モーターサイのサイズが小さいためか、乗り物の料金が

①モーターサイ<②トゥクトゥク<③タクシー
・・と考えている方が多いのですが、時間帯や天候、行先によっては
①タクシー<②トゥクトゥク<③モーターサイ
・・になってしまう場合もあります。

例えばカオサン通りからタイ国鉄のファランポーン駅に行く場合、タクシーであればメーターで約60バーツ(約216円)、トゥクトゥクなら交渉で結構粘って80バーツ(約288円)ですが、モーターサイの場合は100バーツ(約360円)になります。

カオサンからファランポーンまでは通常であれば約10~15分ほど。

朝夕の渋滞の激しい時間帯などは、タクシーやトゥクトゥクでは下手したら1時間くらいかかってしまいますが、モーターサイの場合は渋滞をすり抜けて行ってくれますので、タクシーやトゥクトゥクよりも早く到着できます。

料金が多少高くても、渋滞が激しい時間帯などはモーターサイを利用した方が便利ですね。

モーターサイの乗り方と注意事項

モーターサイの乗り場は基本的に通りや路地の入口付近、大きなホテルや公共施設の前などにあり、カオサン通り周辺でも何か所もあります。
カオサン通りの両端にも、もちろんあります。

モーターサイの運転手であることを示すオレンジ色のベストを着た人が居たら、その人に行き先を告げます。

もし全員が出払っていて、誰も待機していないようであれば、しばらく乗り場で待ちましょう。

モーターサイの運転手は、所属する乗り場が決まっているので、自分の乗り場以外でお客さんを乗せた場合は縄張り争いでトラブルになってしまう事もあるため、タクシーのように流しのモーターサイを捕まえるのは基本的には出来ません。

モーターサイ乗り場にはこのような料金表が掲示されていますが、だいたいタイ語で書かれていますので、旅行者の方には厳しいですね笑

事前に宿泊しているゲストハウスのスタッフなどに、目的地までの相場を聞いておくといいかも知れません。
料金は雨が降っていたり通勤通学・退勤下校の込み合う時間帯には割増しになる場合もあります。

必ず行先までの料金を運転手に確認してから乗車するようにしましょう。

料金交渉が成立したらバイクに乗車しますが、タイ人の女性はこのように横乗りで乗車する人が多いです。
ヘルメットは必ず被りましょう!

走行中は、車と車の細い間をすり抜けて行く場合があるので、なるべく膝は広げないようにしましょう。

目的地に到着したら料金を渡しますが、大きい金額のお札などは「お釣りが無い」と言われて多めに料金を取られてしまう場合がるので、予め小銭を用意しておくようにしましょう。

カオサン通りから主要な場所までの料金

先ほども書きましたが、料金は天候や時間帯等により変動する場合があるので、だいたいの相場として参考にして下さい。

  • ファランポーン駅:100バーツ
  • サイアム・スクエア:150バーツ
  • ラチャダムヌン・ムエタイスタジアム:60バーツ
  • パンファーリーラート船着場( 運河ボート ):30バーツ
  • バンコク三大寺院:50~60バーツ
  • エアポートリンク・パヤータイ駅:70~80バーツ
  • ワット・パクナム:200~300バーツ
  • タラ―ト・ロットファイ:150~200バーツ
  • チャトチャックマーケット:200~300バーツ
  • 東バスターミナル:200~300バーツ
  • 南バスターミナル:80~100バーツ
  • カオサン通りの端から端:15~20バーツ

このブログの情報は2020年3月22日現在のものです。