こんにちわ。パタヤ在住タイブロガーのリー(@AsiaThailand208)です。
先日、バンコクに滞在した際、かつて「バックパッカーの聖地」と言われたカオサン通りへ行って来ました。
カオサン通りと言えば、2020年に入り開始した改修工事が完了して以前より綺麗になったとのニュースが記憶に新しいです。
上記事によれば、以前よく見かけた海賊版製品やコピー商品などの販売は禁止され、見た目も中身もクリーンなストリートになったとのこと。
ただ、ツイッターでは「誰も求めていない再開発」「改悪」など、昔からカオサンを知る人達からの感想は散々です。
で、筆者が特に気になっていたのは夜の様子。
カオサン通りと言えば、夜が本番です。
筆者も初めて東南アジアでバックパッカーをした時は、カオサン通りに滞在して夜の熱気に度胆を抜かれたものです。

筆者が住むパタヤの歓楽街「ウォーキングストリート」は、バーやライブハウスが営業を再開しました。
以前よりは閑散としてはいるものの、在住外国人が訪れ少しずつ活気を取り戻しています。
>>> パタヤの夜が活気を取り戻す。人気ゴーゴーバーも営業再開。
ただ、カオサン通りは立地が悪いです。在住外国人の居住区からは離れています。
なのでウォーキングストリートよりも悲惨な状況だろう…と思い行ってみたのですが…
予感は的中。
こんなカオサンは見たことがありません。
人が消えたカオサン




ご覧のとおり、バーなどの店自体はオープンしているのですが(一部閉店している店もあり)、お客さんは一人もいません。
上の写真は22時30分頃の様子です。
22時30分頃と言えば、カオサンでは爆音の音楽が流れ、世界各国の旅行者がバーで酒を飲み、徐々に路上で踊り始めるカオスな時間帯。
しかし、客はおろか通行人も殆どいません。客引きばかり…


こんなカオサン見たことがありません。
近年、カオサンはタイ人の若者も集っていましたが、やはりそれでも外国人旅行者が全体の8割を占めていた場所。
ここまで人が減るのは当然と言えば当然でしょう。
カオサン通りは、筆者を含め多くの人にとっての原点であり思い出の場所。
そのカオサン通りがここまで元気を無くしてしまったのは悲しくて仕方がありません。
コロナ以前はいつも満席で座れなかった人気バー「The Club Khaosan Bangkok」も以下の有様。2〜3組のタイ人グループがいただけでした。
(左が現在 / 右はコロナ前)


寺裏こと「ランブットリー通り」もほぼ無人

寺裏ことランブットリー通りも、多くのバックパッカーが滞在した思い出の場所。
しかし、ランブットリー通りもカオサン同様に無人と化していました。

これがランブットリー通り…?
行ったことがある人なら分かるでしょうが、ランブットリー通りもカオサンの一部みたいな場所であり、カオサンに負けじ劣らずの盛り上がりエリアですよ。
パタヤのウォーキングストリートやバンコクのナナプラザなどの繁華街も、もちろん人は減りました。
とは言え、それでも現地在住者がちょこちょこお酒を飲みに来ている姿は見受けられます。
>>> タイに外国人観光客が入国出来ない今、「世界的な歓楽街」ナナ・プラザの現状は・・
比べて、このカオサンの現状は、あまりにも悲しい。

ビバ!カオサン
カオサンは筆者の原点。
今でも初めて訪れた時の熱気を覚えています。
時代が進むに連れて良くも悪くも変わる点はあるでしょう。
しかし、それでもカオサンの灯火だけは消えてほしくない。
どうか、どうかカオサンにある屋台、バー、雑貨店、マッサージ、ホテル、ゲストハウスなど数々の思い出をくれた施設は潰れてほしくないです。
在住者の方々も、暇な時は是非カオサンにお酒を飲みに行ってみてはいかがでしょうか。
以前は満席で座れなかったバーやレストランに、今なら座れますよ。