エアポート・レール・リンク(ARL)とは、スワンナプーム国際空港とバンコク市内を結ぶ高速鉄道です。
バンコクは世界有数の渋滞都市なので、車での移動は時間の計算が出来ず、渋滞度合いによっては空港から市内まで2時間近くかかることもあります。
しかし、この路線を利用することで、市内中心部まで約20分で移動することができます!
運賃も安く、言葉の心配もいらないため、特に初めてのタイ旅行でおすすめの移動手段です!
空港からの移動は大事な大事な旅のスタート、ぜひご参考にしてください。
目次
エアポート・レール・リンクの基本情報
路線図
引用:エアポート・レール・リンク公式サイト- Travel Information –
路線は、スワンナプーム国際空港からパヤタイ駅までの全8駅です。
スワンナプーム国際空港から各駅までの所要時間は、以下の表からご確認ください。
駅番号 | 駅名 | 所要時間 |
A1 | スワンナプーム国際空港 | – |
A2 | ラートクラバン駅 | 5分 |
A3 | バーンタップチャン駅 | 10分 |
A4 | フアマーク駅 | 14分 |
A5 | ラムカムヘン駅 | 18分 |
A6 | マッカサン駅 | 22分 |
A7 | ラチャプラロップ駅 | 25分 |
A8 | パヤタイ駅 | 26分 |
※所要時間については、公式サイトの「Calculate Time」を参照。
運行時間・時刻表
運行時間:5:30~24:00
スワンナプーム国際空港駅発の時刻表(月~金)
時 | 分 |
05 | 33 47 |
06 | 01 16 30 40 50 |
07 | 00 10 21 31 39 48 57 |
08 | 05 14 23 31 40 49 57 |
09 | 06 15 23 34 44 54 |
10 | 04 14 25 35 45 55 |
11 | 05 15 26 36 46 56 |
12 | 06 16 27 37 47 57 |
13 | 07 17 28 38 48 58 |
14 | 08 18 29 39 49 59 |
15 | 09 19 30 40 50 |
16 | 00 10 20 31 41 51 |
17 | 01 11 21 32 42 53 |
18 | 03 13 22 31 39 48 57 |
19 | 06 14 23 31 42 52 |
20 | 03 13 23 34 44 54 |
21 | 04 14 26 38 50 |
22 | 02 14 26 41 56 |
23 | 11 26 41 |
00 | 00 |
スワンナプーム国際空港駅発の時刻表(土日祝)
時 | 分 |
05 | 30 46 |
06 | 02 17 32 47 59 |
07 | 11 24 36 48 |
08 | 01 13 26 38 51 |
09 | 03 15 28 40 53 |
10 | 05 17 30 42 55 |
11 | 07 20 32 44 57 |
12 | 09 22 34 46 59 |
13 | 11 24 36 49 |
14 | 01 13 26 38 51 |
15 | 03 15 28 40 53 |
16 | 05 18 30 42 55 |
17 | 07 20 32 44 57 |
18 | 09 22 34 47 59 |
19 | 11 24 36 49 |
20 | 01 13 26 38 51 |
21 | 03 16 34 49 |
22 | 05 20 35 51 |
23 | 06 22 37 |
00 | 00 |
運賃
運賃は、15~45バーツ(約50~160円)です。
1駅ごとに5バーツずつ上がっていく分かりやすい料金体系となっています。
スワンナプーム空港からの乗り方
乗り場
スワンナプーム国際空港駅は、空港の地下1階から直結しています。
空港内の至る所に案内板があるので、それに従って進んでいきます。
案内板の表示は、「Airport Rail Link 」と「Express Line」の2種類ありますが、どちらも同じことを言っています。
気にせず電車のマークを追いかけてOKです。
ちなみに、「Express Line」というのは、以前同じ路線を走っていた急行列車のことです。
5年前に廃止になった列車の案内が残っているという、何ともタイらしい光景ですが、初見の方にとっては紛らわしいので、いい加減何とかして欲しいですね…(笑)。
チケットの購入方法
奥まで進むと自動券売機が見えてきます。10台ほど設置されているので、人数の割にはスムーズに購入できると思います。
ここで注意!自動券売機に対応しているのは、紙幣20・50・100バーツ、硬貨1・5・10バーツのみです。
両替直後など、大きなお札しか持っていない場合は、窓口での購入となります。
言葉の不安がある方もご安心ください。窓口のスタッフさんは、外国人慣れしています。
カタカナ発音でも全く問題ないので、駅名と人数を伝えて購入しましょう。
以下は、自動券売機の利用方法です。
①タイ語→英語表記にする
対応言語は、タイ語と英語です。
まずは、画面右上の「English」ボタンをタッチして、タイ語から英語表記にします。※すいません、写真は事後です。
②目的地をタッチ
次に目的地をタッチして選択します。
③購入数を選択
目的地を選択すると、人数の画面に切り替わります。
必要なチケット枚数を選択してください。
④支払い
最後に、画面の「Total price」に表示されている金額を支払えば購入完了です。
今回は、スワンナプーム国際空港駅からマッカサン駅まで1名なので、計35バーツですね。
「えっ?これが電車のチケット!?」
と初めて見たときは驚きました(笑)。
こちらがコイン式のチケット、「トークン」です。
このトークンを利用して改札を通ります。
改札の通り方・電車の乗り方
改札を通る際は、購入したトークンを黄色の部分にタッチするとゲートが開きます。
タイの改札ゲートは、日本よりも早く閉まるので、ゲートが開いたらサッと通り抜けましょう。
階段を降りるとすぐにホームがあります。
乗り方は、基本的に日本と同じです。
ただし、タイの電車内は飲食禁止なので、ご注意ください。
改札を出る際は、トークンを改札機の投入口に入れるだけです。
スワンナプーム空港から最速でスクンビットに出る方法
このエアポート・レール・リンクと市内を走るMRT(地下鉄)を組み合わせることで、空港~スクンビットエリア間を最速(約40分)で移動することができます。
観光の拠点にする方など、このルートを利用する方が多いと思うので、スクンビットまでの行き方もご紹介していきます。
ARLマッカサン駅⇒MRTペッチャブリー駅へ
エアポート・レール・リンクのマッカサン駅で下車後、接続しているMRTペッチャブリー駅を目指します。
マッカサン駅の改札を出ると、過剰なまでに案内板があるので、迷うことはないと思います。
ほぼ1本道を進んでいきます。
こちらがMRTペッチャブリー駅の入口です。徒歩5分ほどで到着します。
乗り換えてMRTスクンビット駅へ
目的地のMRTスクンビット駅は隣駅です。
チケットの購入方法は、エアポート・レール・リンクと同じです。
②目的地は隣駅の「Sukuhmvit(スクンビット)」を選択。
③枚数を選択し、支払う。
MRTも同じくトークンがチケットなので、改札の利用方法もエアポート・レール・リンクと同様です。
MRTは時刻表がありませんが、6:00~24:00の間を約4~7分間隔で運行しています。
ホームの電光掲示板には、次発到着までの時間(Min)が表示されているので、そちらを目安にしてください。
MRTは、全時間帯で利用者の多い路線です。
特別な注意点はありませんが、単純なマナーとして、リュックは足元に置く又は体の前で抱えるなど、日本で電車に乗るときと同じ心配りを忘れずに!
所要時間2分、隣駅のMRTスクンビット駅で下車すると、そこはバンコク都心の「アソーク」です。
まとめ
バンコクには、他にBTSという高架鉄道がありますが、こちらも乗り方はほとんど同じです。(BTSはチケットがカード型)
なので、まず初めにエアポート・レール・リンクで電車の乗り方を覚えておくと、市内でもスムーズに電車移動できます。
空港からはもちろんですが、市内でも効率的に移動し、時間の許す限りたっぷりタイを楽しんでください!
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