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【プロが教える!タイ旅行ワンポイントアドバイス】 ③使いこなすと超便利!バンコク中心部を駆け巡る「センセープ運河ボート」

こんにちは、カオサン通りにございます旅行代理店「サワディーアンコールツアー」の日本人セクションを担当させて頂いております丸山です。

このブログでは、元バックパッカーとして日本一周・そして東南アジア一周を経験、そしてカオサン通りで旅行代理店を起業し15000人以上の旅行者の旅の相談に乗ってきた私が、タイ初心者の方がタイ旅行をよりお得に・効率的にお楽しみいただけるようワンポイントアドバイスさせていただきます!

バンコク市街での移動手段としては、タクシーやトゥクトゥク、路線バスやBTS・MRT・エアポートリンクなどの電車がありますが、日本人の方にはあまり使われない交通手段として「運河ボート」というものがあります。

その名の通りバンコク中心部を東西に流れるセンセープ運河を駆けるので、タクシーなどの渋滞がひどい時などはとても便利!しかも料金もお得です!

基本的には地元のタイ人の方が多く使う交通手段なので敷居が高そうな感じですが、乗り方はそれほど難しいものではありませんので、一度覚えて使いこなせば行動範囲が広がり、バンコク観光やタイ生活がより充実されること間違いなし!

今回はそんな「センセープ運河ボート」をご案内します。

【船の乗り方・降り方・料金の支払い方】

各船着場は駅のプラットホームのようになっており、船が到着してスタッフがロープを船着場の鉄の支柱にグルグル巻きにして、船着場と船がしっかりと密着して先に下船する人が降りきったら乗船OK。

旧式の船は船のどこからでも乗船可能ですが、新式の船は中央部に階段が設置されていますので、そこから船に乗り込みます。

ボートは基本的に5分~10分間隔で運行していますので、もし乗り損ねてもすぐに次のボートがやってきます。プラットホームは濡れている場合もあり、走ると滑ったり危険ですから慌てて駆け込み乗船しないようにしましょう!

乗船したら、オレンジ色の救命胴衣を装着してヘルメットを被ったスタッフが近づいてきますので、行先を告げて料金を支払います。

タイ語の発音に自信がない方は、あらかじめ紙にアルファベットでもいいので行先を書いておくとスムーズですね。

料金を支払ったら以下のようなチケットをもらいますので、船を降りるまで失くさないようにお気を付けください。

料金は距離によって細かく分かれていますが、9バーツから乗船でき、始発から終点まで乗っても最高で20バーツです。

降りるときは天井に着いているボタンを押すとベルが鳴りますので、それが下船の合図となります。降りる船着場の一つ前の船着場を出発したらボタンを押してベルを鳴らしましょう。

各駅ごとに「W-1」「E-10」などの番号が振り分けてあるので、それを覚えておけば降りるときに迷わずに済みます。

ホームが水で濡れている場合もあるので、降りるときも慌てずに滑らないように気をつけましょう。

【路線は西線と東線に分かれている】

センセープ運河ボートの路線は、伊勢丹などが近い「プラトゥーナム船着場」を中心に東線・西線の2路線に分かれていますので、自分の行きたい行先と逆の方面に乗らないように気を付けてください!

乗船時間の目安ですが、プラトゥーナム船着場から西線の最終パンファーリーラード船着場まで約15分ほど、プラトゥーナム船着場からトンロー船着場までが約20分ほどです。

西線から東線(あるいは東線から西線)への乗り換えも可能ですが、その際はセンターポイントであるプラトゥーナム船着場での乗り換えが必要となります。
乗り換えといっても、同じプラットホームを十数メートル移動するだけなので、難しくはありません。
他の乗客の方も必ず乗り換える人がいますので、心配な人は周りの方の様子を伺ってみてください。

※最終便の1時間ほど前からは乗り換えの必要は無く、そのまま通しで行くようです。
プラトゥーナムで船を降りない人が多ければ、乗り換え無しと思ってOKかと。

【他の交通機関と接続している】

センセープ運河はBTSやMRT、エアポートリンクの駅に近い船着場も多いので、それらを組み合わせればより便利に活用できますね!


※主な接続駅
■西線W-1:サパーンフアチャン船着場⇔BTS・サイアム駅、ナショナルスタジアム駅、ラチャテーウィー駅(それぞれ徒歩7~8分ほど)
■プラトゥーナム船着場⇔エアポートリンク・ラチャプラロップ駅(徒歩10分ほど)
■東線E-5:アソーク船着場⇔MRTペッブリー(ペッチャブリー)駅(徒歩2分ほど)、エアポートリンク・マッカサン駅(徒歩5分ほど)
■東線E-13-1:ラムヌン船着場⇔エアポートリンク・ラムカムヘン駅(徒歩2分ほど)

日本人駐在員の方が多く居住しているトンロー通りを走っている、一律8バーツで乗れる通称「赤バス」に乗って、ペッブリー通り側の終点がE-10:トンロー船着場になります。

【運河ボートで行ける主な人気スポット】

日本人駐在員の奥様に人気のシーナカリン大学で毎週木曜日の午前中に開催されている、通称「木タラ(もくタラ)」は東線E-6:プラサミット船着場、もしくはE-5:アソーク船着場から歩いてすぐです。

西線の終点は「パンファーリーラード船着場」です。
タイ人は略して「パンファー」という方が多いですね。

パンファーリーラード船着場 から徒歩3分ほどで、バンコク市街を見渡せるお寺、別名ゴールデンマウントと呼ばれる「ワット・サケット」があります。
船着場のホームからも見えます。

船着場から王宮広場、ワット・プラケオ周辺までは徒歩30分ほどですが、船着場の前にはトゥクトゥクも待ち構えています。トゥクトゥクなら5分ほどで到着します。
王宮広場まで、優しいドライバーでしたら80Bほどで行きますが、まあ100Bくらいでしたら高くはないと思います。人数が多ければ割安ですね。
もちろん、普通のタクシーも待ち構えています。王宮まではメーターを使えば60Bほどで行きます。

「バックパッカーの聖地」そして弊社オフィスがあるカオサン通りまでは徒歩10分ほどです。

カオサン通りに行く途中に民主化記念塔が見えます。夕方から始まるライトアップが綺麗ですね!

東線E-10のトンロー船着場より先は、日本人はおろか欧米人も少ないローカルエリアに突入しますが、たまにはショートトリップで知らないローカルエリアに降り立ってみるのも面白いかもしれませんね笑

E-20のザ・モール・バンカピ船着場の近くにある、その名も「ザ・モール・バンカピ」という大きなデパートの屋上にあるプールは、料金も安く、あまり混んでいないのでお勧めです!

【運行時間】

センセープ運河ボートの運航時刻は各船着場により異なりますが、東線と西線の平日始発・最終は以下の通りです。

ワット・シーブンルアン船着場(東線始発)⇒プラトゥーナム
■始発:05時30分
■最終:19時15分(プラトゥーナム止まり)

パンファーリーラード船着場(西線始発)⇒プラトゥーナム
■始発:06時20分
■最終:20時00分 (ワット・シーブンルアン船着場・東線終点まで運行)

土曜・日曜・祝日は最終便が30~45分ほど早まりますので、お気を付けください。

【観光客向けの船にご注意!】

なお、最近プラトゥーナムから西線方面に外国人観光客向けの船が出ていますが、こちらは1日乗り放題ですが料金が200バーツしてしまいます。

外観が通常の運河ボートの階段付きの新型とほぼ同じなので、間違って乗ってしまわないよう、お気を付けください。※プラトゥーナム船着場、西線行プラットホームの先頭に停泊しているのが観光船です。

観光船の終点はパンファーリーラード船着場を通り過ぎてさらに先、カオサン通り近くの「クロン・バンランプー船着場」となります。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?
使い方を覚えておけば、急な渋滞の時などにも役に立ちますので、ぜひ一度ご利用なさってみてください!

西線の終点・パンファーリーラード船着場から徒歩10分ほどに弊社オフィスがございます!

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※当ブログの情報は2019年10月11日現在のものです。