日本の国民食といっても過言ではない『ラーメン』。
有名店が次々とバンコクに進出してきていますが、その中でも抜群の実績を持つお店が『麺屋一燈』です。
現在の順位は下がりましたが、長きにわたり食べログラーメンランキングで全国1位に君臨していた日本最高峰のラーメン店です!
今回は、わざわざ小岩まで食べに行っていた”一燈ファン”の私が、日本とバンコクの麺屋一燈を食べ比べレビューします。
麺屋一燈とは
麺屋一燈は、2010年葛飾区の新小岩に1号店をオープンしました。
常に東京の人気店であり続け、食べログ全国1位の実績や数多くの賞も受賞している名店です。メディアに取り上げられることも多いので、テレビで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
2019年現在、麺屋一燈グループは国内に7店舗、海外(香港・台湾・タイ)では6店舗を展開しています。
麺屋一燈 バンコク店
2017年7月、BTSチットロム駅直結の『Erawan Bangkok』の1階にオープンしました。
施設の名前にもなっていますが、お隣にはパワースポットとして有名な『エラワンの祠』があります。
BTSチットロム駅からは徒歩5分ほどで到着します。
駅からはスカイウォークで直結しているので、天候が悪くても問題ありません。
メニュー
従来のメニューだけでなく、バンコク店オリジナルメニューも定期的に開発しているようです。
今回訪れたときは牛肉フェアで、ビーフ塩ラーメンとパストラミのスライダー(ミニハンバーガーみたいなもの)が期間限定メニューでした。
チャーシュー一燈つけめん
こちらが麺屋一燈バンコク店のシグネチャーメニュー、チャーシュー一燈つけめん。お値段350バーツです(約1,200円)。
魚介の旨味がたっぷり詰まったつけ汁にモチモチの太麺、美味しいに決まっています!
低温真空調理された豚肩ロースのチャーシューも日本と変わらぬ美味しさですね。
軟骨入りの鶏つみれも追加トッピングしたくなるほど絶品です。
つけ汁が熱々で提供されるところもGood。
ちなみに、卓上にはつけ麵の楽しみ方も置いてあります。
日本の”特製濃厚魚介つけ麺”との違いは?
こちらは本家の特製濃厚魚介つけ麵。これが全国に名を轟かせた1杯です。
まずは見た目を比べてみましょう。タイでは、味玉の代わりに『エビの辛み』という名の辛み調味料がついてきます。
日本食店が増えたことで、若い世代を中心に抵抗は少なくなってはきましたが、基本的にタイ人は火がしっかり入っていない卵を好みません。
その辺りを考慮して、【味玉OUT、辛み調味料IN】になったのかもしれませんね。
鶏ムネ・豚肩ロース・豚バラの3種類のチャーシューやつけ汁の具は日タイ変わらずです。
次に麺の量ですが、タイの方が少なく感じました。
こちらもタイ人向けマーケティングなのかと思いましたが、日本の並盛も麺量が変更されていたので、恐らく今は同じです。
「少し物足りないかも…」という方は、20バーツ(約70円)で50gの追加麺が可能です。
麺の茹で加減は、(個人的な好みもありますが)タイはちょっと茹で過ぎ感が否めません…。
つけ汁に関しては、日本はドロッと、タイはサラッとしたタイプです。
また、タイは少しスパイシーさもありますね。
もちろん基本的な味は一緒ですが、つけ汁の濃度など細かいところでローカライズしているように感じました。
最後に1杯の価格ですが、
・日本 1,350円
・タイ 税とサービス料加算で410バーツ(約1,400円)
です。
日本は、2018年に価格が改定されて今の価格です。
ちなみに、日系ラーメン店の1杯の相場が200バーツ強なので、麺屋一燈はトップクラスの価格帯に入ります。
まとめ
海外進出でブレたり、ローカルに寄せすぎるケースも多々ありますが、麺屋一燈は日本の味を守っています。
個人的には、
「麺屋一燈のつけ麵は、バンコクで食べられるつけ麵の中で一番!」
だと思います。ぜひご賞味ください!
真冬で雪も降る中、2時間並んでまで食べに行っていたファンなので、だいぶ贔屓目は入っていると思いますが(笑)。
今やバンコクは日本食天国なので、愛着のあるお店などを日本と食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。
店舗情報
麺屋一燈 バンコク店(Menya Itto Bangkok – Tsukemen & Ramen)
住所:Room LG, Erawan Bangkok, 494, 01 Phloen Chit Rd, Lumphini, Pathum Wan District, Bangkok 10330
(BTSチットロム駅から徒歩5分ほど、Erawan Bangkokの1階)
TEL:02-250-7669
営業時間:11:30~15:30,18:00~20:45 ※土日は通し営業
定休日:なし