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タイで交通事故に遭遇してしまった場合の注意点

こんにちは、カオサン通りにございます旅行代理店「サワディーアンコールツアー」の日本人セクションを担当させて頂いております丸山です。

私事で大変恐縮なのですが・・・事故りました。。

青信号の横断歩道を横断中に、信号無視のハイエースに突っ込まれ、吹っ飛ばされました

不幸中の幸いで、頭はぶつけずに済み、骨にも異常がありませんでしたが、救急車に乗ってチュラロンコーン大学付属病院に搬送されることに。

チュラロンコーン大学と言えば「タイの東大」と言われている、とても優秀な大学。まさかこんな事で訪れることになろうとは・・。

外国人の患者が珍しい訳でもないだろうに、なぜか私の周りに10人くらいの研修医が張り付いて、なんだか「それ、調べる必要ある?」みたいな検査までやらされました笑

私がタイでお仕事をするようになって丸5年、旅行者として頻繁にタイを訪れるようになって約20年になりますが、その間に乗車したタクシーが他車に追突したり追突されたり、事故に遭遇したことが5回。
車のミラーなどが身体にぶつけられたり、タイヤに足を踏まれたりして、そのまま逃げられた事も何回か。

しかし今回、人生で初めて生身の身体が吹っ飛ばされたので、結構ショックでした。

今回はタイで事故に遭遇してしまった場合の注意点を、私の経験を踏まえて書きたいと思います。

①当然ですが、警察は必ず呼びましょう。

事故現場か、最悪は搬送先の病院で警察を呼んでもらいましょう。
ただし、タイ語の読み書きに自信がある方は別として、調書への最終的な署名は慎重にしてください。
出来れば、タイ人の知り合いやタイ語の判る知人に来てもらい、書いてある内容を確認してもらってから署名をしてください。

署名をした時点で、なぜか「示談成立」とみなされて、病院代も一切支払われない・・というトラブルもあるようです。

②加害者側の車のナンバーと免許証の写真を撮っておきましょう。

今回の私のように、生身の身体が吹っ飛ばされた場合は難しいかもしれませんが、あとあと役に立つ場合があるかと思いますので、車のナンバーと免許証の写真は必ず撮影しておきたいですね。
出来れば、ぶつかった場所も撮影しておくと良いかもしれません。

私は生身の身体が吹っ飛ばされましたが、気合で撮影しました笑

タクシーの場合は、後部座席のドアにナンバープレートが張り付けてありますので、事前にそれを撮影しておくと良いかもしれません。
万が一の忘れ物の際にも役に立つかもしれませんね。

③病院に行く前に、必ず料金は払ってもらえるのか確認しましょう。

口では「治療費を払う」と言いながら、実際には払わないことがあるようです。
「タイ 事故」などで検索すると、同じような事例が多く出てきます。

今回の私の場合、まず事故の加害者に確認して、救急車のスタッフにも確認したうえで病院に向かったのですが、盲点がありました・・

病院のスタッフにはそのことが伝わっていなかったので、全ての検査が終わった後に、請求書が私のもとに届けられてしまいました。

「いやいや、加害者が払うように話がついてる」と言っても、「いや、こっちはそんな話は聞いてない。いいからお前が払え」・・と全く話にならない雰囲気。
「なんかコイツ、金を払う気ないらしいよ?」と言われ、5人くらいの病院スタッフに囲まれ凄まれ、本当に不愉快な思いをしました。
幸い、その直後に加害者のドライバーがその場にやってきたので、事なきを得ましたが、怪我人が相手でも容赦しない雰囲気に本当に恐怖を覚えました。

なので、診察前に病院スタッフにもそのむね伝えておいた方が、あとあとスムーズかと思います。

④病院代は初診だけでなく、怪我が完治するまで継続的に支払われるのかも、しっかり確認してください。

以前、乗っていたタクシーが追突事故をした際、タクシー会社側の保険会社が「病院代は全て支払います」とか言いながら、結局初回のみ、しかも上限1500Bだった事があります。補償内容は、しつこいくらいに確認するにこしたことはありません。(私も、以前の事故の際に相当しつこく確認したにも関わらず、結局騙されました!)

⑤簡単なタイ語会話帳は必携かも?

私も多少はタイ語が話せるつもりでいましたが、いざこのようなトラブルに巻き込まれるとパニック状態のせいなのか、普段は簡単に出てくるような単語も中々出てこなかったりしました。最悪、スマホにグーグル翻訳のアプリは入れておきたいところですね

⑥自分の身分を証明するもの、既往症やアレルギーなどを英語(タイ語)で書いたメモも必携

①~⑤までは、あくまで自分の意識がある場合での注意事項。万が一打ち所が悪く、意識を失ってしまった状態で病院に運ばれることも考えられます。
パスポートのコピーや既往症を書いたメモなどは、常備しておいた方がいいかもしれませんね。

⑦自分でも、万が一の保険に加入しておく

タイで事故の被害者になった場合、日本のように「慰謝料」と言うのものは存在せず、基本的には実際にかかった病院代しか支払われないようです。

また、万が一死亡事故の場合でも、300万円ほどしか支払われないという話も聞きました。

万が一のために、ご自身でも保険に加入しておくことをお勧めします

以上、あくまで私の経験上ですが、タイで事故に遭遇してしまった場合の注意点を書き出してみました。

皆さんご存じの通り、タイ人の方は運転が荒く、信号無視は当たり前です。
私も、完全に青信号の横断歩道を横断中に、信号無視の車に吹っ飛ばされました。
本当に不幸中の幸いで軽傷で済みましたが(と言っても、事故後一か月以上経過しますが、まだ体は痛いです)ほんの少しタイミングがずれていたら、大きな後遺障害が残ったり、最悪死亡なんてことも考えられました。

自分で事故に遭って改めて思いましたが、本当に事故は一瞬、死ぬのも一瞬です!

皆さんも、くれぐれもお気を付けいただくと共に、万が一の事故の際は今回のブログを参考にして頂けましたら幸いです。