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タイに外国人観光客が入国出来ない今、「世界的な歓楽街」ナナ・プラザの現状は・・

世界的な歓楽街としても有名なバンコク。

日本語の看板や呼び込みも多く、高級時計やTシャツなどコピー商品の露店も多い「パッポン通り」・都会のド真ん中にあり、一直線に伸びた小路に多数のゴーゴーバーがひしめきあう「ソイ・カウボーイ」と並び、【バンコク三大歓楽街】と呼ばれ、日本人観光客にもお馴染みの「ナナ・プラザ」

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、夜、室内、屋外

私用で近くを通りかかったので、コロナ渦における状況を確認するべく、プラザの周辺を散策してみました。

タイ王国では2020年3月26日から、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止の為に、非常事態宣言を発令。

発令から約5カ月が経過し、タイ国内での新規の感染者が85日以上ゼロという本日(8月20日)現在でも、まだ非常事態宣言は解除されず、今朝のニュースによると9月末まで再延長の可能性も高いとの事。

現時点で、外国人は外交官や労働許可証を有する者、またタイ人の配偶者がタイに居住しているなどの場合をのぞいて、タイへの入国は禁止になっており、陰性の証明書発行、コロナ保険の加入などの条件を満たしていたとしても倍率の高い特別便での入国、入国後も指定された宿泊施設で14日間の隔離・・と、タイ入国には とにかく厳しいハードルが待っています。

当然、観光目的の外国人は現時点では気軽にタイへの入国は出来ない状況。

タイは元々国を挙げて観光産業を推進してきた観光立国のため、経済への影響は計り知れないものがあります。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、夜、屋外、室内

あまり表立ってのPRなどは もちろん無いものの、バンコクが世界的な歓楽街と言う事は多くの観光客が知るところ。

外国人観光客がタイに入国する事ができない今、夜の歓楽街はどのような状況になっているのでしょうか。

ナナ・プラザの敷地内に入場するためには、検温とQRコードの読み込みが必要になります。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、室内

ナナ・プラザ内や周辺では既に営業をしていない店舗も多く、シャッターが閉まりっぱなしのエリアもあります。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座っている人、バイク、夜、屋外、室内

ナナ・プラザ入口にある両替所も、閉店しているようでした。

画像に含まれている可能性があるもの:夜、屋外

コロナ前は、ただでさえ大勢のお客さんの中、呼び込みのスタッフに客引きされ、中々前に進めなかったプラザ内ですが、現状は盛り上がり具合も人の数(お客さん・呼び込みスタッフ)もコロナ前の半分以下に盛り下がっているような感じ。

お客さんはゴーゴーバー目的と言うより、すっかり様変わりしたナナ・プラザの雰囲気を見ながら、しっとりとお酒を飲みに来たような欧米人が数人いるだけ。

画像に含まれている可能性があるもの:座っている人、テーブル、夜、室内

以前は各店舗が競うように爆音を轟かせ、どの店からどの音が流れているのかが判らないというカオスな状況でしたが、現在は営業している数少ない店舗から流れる爆音が、空しく響き渡っていました。

バンコクの「夜の顔」に関しては、過去にも賛否両論があるところですが、それも含めて「バンコク名物」であった事は確か。

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果たしてコロナ後には、再び以前のような如何わしい夜の顔が息を吹き返してくるのか、それとも、図らずも訪れた新しいスタイルを模索しながら進んでいくのか、、

いずれにしても、バンコクの夜の街がタイ経済の復活の鍵を握っているともいわれる状況の中、一刻も早い新型コロナウイルスの終息を願うばかりです。

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