今、クラウドファンディングがアツい！【タイ発のプロジェクトも続々！】

新型コロナウイルス感染症の影響により、世界各国の経済が未曾有の打撃を受けています。
とりわけ、観光及び外食業から大きな悲鳴が上がっていることは言うまでもありません。

そんな中、日本とタイでは、今クラウドファンディング市場が熱を帯びています。

クラウドファンディングとは？

クラウドファンディング（crowd-funding）とは、群衆（crowd）と資金調達（funding）を組み合わせた造語で、インターネットを通して不特定多数の人に呼びかけ、事業を応援したい人や賛同した人から資金を募る仕組みのことを指します。

クラウドファンディングは、社会貢献活動、新製品の開発、スタートアップ・ベンチャー企業への出資、映像作品の制作、イベントの開催など、幅広い分野で活用されています。

近年では、芸能人や有名人がプロジェクトを立ち上げることも目立ち、キングコング西野亮廣氏のクラウドファンディングでの合計調達金額が2億円を超えたことも話題になりました。

今回の壊滅的な被害を受け、これまでほとんどクラウドファンディングに縁のなかった日本の地方団体も有志が集まり、4月頃から全国で様々なプロジェクトが立ち上がっています。

その多くは、“未来に使える”宿泊券や食事券を先買いしてもらい、日本全国から支援を募るといった内容のプロジェクト。
町の規模や有名無名にかかわらず、数百万円～数千万円の支援を受けるプロジェクトが続出しています。

また、支援者へのリターンに地産品を用意する地域も多く、外出自粛による「地方お取り寄せブーム」の発端にもなっています。

そんな今アツいクラウドファンディング市場で、タイ発のプロジェクトも大成功を収めています。

画像引用：octo c o.,Ltd【Makuake】

プロジェクト実行者の「octo co.,Ltd」は、2014年にタイ・バンコクで設立。

バンコクでTシャツ専門店を4店舗、オリジナルブランド店を5店舗、その他にシルクスクリーン工場や縫製工場を運営しています。

プロジェクト内容は、150回洗っても抗菌効果、防臭効果が持続する新型マスクの開発と販売。

目標金額300,000円に対して、集まった支援金はなんと34,781,406円。
当初の目標を11593%上回るという、快挙を果たしています。

https://www.makuake.com/project/octo/
※プロジェクトは既に終了しています。

こちらは、タイの熟練の革職人が手掛ける本格牛革財布の製作と販売のプロジェクト。

タイで革製品？と思う方も多いかもしれませんが、実はタイは、手頃な価格で良質な革製品が手に入る“革大国”なのです。

日本で数万円する革製品が、タイでは数千円で購入できることも珍しくありません。

また、こちらのプロジェクトは、支援金額の3％を医療従事者の活動資金として寄付するとのことです。

プロジェクト終了まで、残り約2カ月。
既に目標金額をクリアしているので、大成功と言っていいでしょう。
更なる積み上げに注目です。

ちなみに、タイ国内では「Taejai.com」というサービスが関心を集めています。
現在は、医療関係のプロジェクトが多いようです。

寄付がタイバーツになるので、現地在住者向けではありますが、ご興味のある方はサイトをご覧ください。

日本で緊急事態宣言が発出される10日ほど前、タイ国内では非常事態宣言が発令されました。

しかし、実は発令より前、3月半ばからパブやバー、ナイトクラブは強制的な閉鎖状態にあり、現在に至るまで再開の目途が立っていません。
再開を諦め、閉店していく店舗も増え始めています。

画像引用：WOODBALL【CAMPFIRE】

そんな中、バンコクにおける日本人経営BARのパイオニア、「WOODBALL（ウッドボール）」が現在クラウドファンディングに挑戦しています。

ウッドボールは、今年でオープン11周年。
首都バンコクだけでなく、タイの定番ビーチリゾートのパタヤにも支店を構えています。

在住日本人とタイ人、その他多国籍な人たちが集まる憩いの場として、バンコク在住者で知らない者はいない有名店です。

プロジェクト終了まで、約1カ月。
現在、目標金額の約80％にあたる支援金が集まっています。

ご興味のある方は、下記リンクから詳細をご覧ください。

「ウッドボール」プロジェクトページ（CAMPFIRE）
https://camp-fire.jp/projects/view/280593