タイにも多くの店舗がある世界的チェーン店、マクドナルドとスターバックスコーヒー。
物価の安いタイですが、この2大チェーン店の価格や価値は、世界的に見るとどの辺りに位置しているのでしょうか?
タイのビッグマックは世界で何位?
今回は、よく物価の目安になるビッグマックで見てみたいと思います。
タイのビッグマックは、2019年9月現在119バーツ(約420円)という単品価格です。
下の表は、イギリスの経済紙「The Economist」が毎年発表しているランキングから抜粋しました。
出典:The Economist – Big Mac index
参考:世界経済のネタ帳
順位 | 国名 | 価格(円) |
1位 | スイス | 712 |
2位 | アメリカ | 624 |
3位 | スウェーデン | 585 |
4位 | カナダ | 561 |
5位 | ノルウェー | 528 |
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18位 | タイ | 420 |
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26位 | 日本 | 390 |
※2019年7月USドルベースのデータ(1USドル=108.77円)
タイは18位、日本は26位にランクインしています。
ついでに周辺諸国も見てみましょう。
順位 | 国名 | 価格(円) |
12位 | シンガポール | 463 |
37位 | 中国 | 332 |
41位 | ベトナム | 304 |
42位 | フィリピン | 301 |
51位 | インドネシア | 246 |
55位 | マレーシア | 232 |
この周辺でタイより高いビッグマックはシンガポールのみでした。
大卒初任給が15,000バーツほど(約52,000円)と言われているので、世界的に見てもタイ人から見ても、タイのビッグマックは十分高い部類に入ります。
タイのスターバックスラテは世界で何位?
次に、スターバックスラテの価格を見てみましょう。
タイのスターバックスラテは、2019年9月現在1杯115バーツ(約400円)です。
※下の図は単純な1杯の価格ではなく、アメリカのスターバックスラテのトールサイズ(2.75USドル)をベースに、その国の物価や国民所得などを考慮してUSドルで算出されたものです。
引用元:Value Penguin (2017年のデータ)
こちらがランキングのトップテン、なんとタイは世界4位です。
アメリカなら2.75USドルで飲めるスターバックスラテですが、タイの価格設定は物価などを考慮すると8.04USドルほどの値打ちがある、ということです。
本場アメリカの約3倍はすごいですね。
その他東南アジアも上位にランクインしています。
インドネシアが8.21USドルで2位、ベトナムが8.18USドルで3位、その下にはマレーシアも控えています。
つまり、東南アジアで飲むスターバックスラテは高級品ということになります。
ちなみに、日本は3.56USドルで33位でした。
まとめ
日本では、「タイ=安い」というイメージが先行しがちですが、こういった外資系チェーン店は決して安くはない、むしろタイ国内の物価を考えると高い部類に入ります。
バンコクの屋台やフードコートのタイ料理が1皿だいたい50バーツほどなので、ハンバーガー1個やコーヒー1杯が倍以上の価格と考えると、想像しやすいかもしれません。
しかし、そんな2大チェーン店も至る所に展開されていて、どのお店もタイ人のお客さんでいっぱいです。
タイもどんどん中間層が増えている証拠ですね。
ちなみに、どちらのお店もタイ限定のオリジナルメニューがあるので、また別の機会にご紹介していきたいと思います。