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【不覚!】海外で命の次の次に大事な労働許可証を紛失する!

タイに限らず、海外に行く際に絶対に必要なものといえば「パスポート」

外務省のホームページにも、「パスポート(旅券)は生命の次に大切なもの!」・・としっかり記載してあります!

パスポートを持っていなければ、そもそも国外行きの飛行機に乗車すらできませんし、航空会社や代理店によっては航空券の予約すら出来ない場合もあります。

いざ国外に到着した際には、空港(陸路の場合は国境)での入国審査の際には必ずパスポートを提示しなければなりませんし、入国後には自分が何者であるか(国籍、氏名、年齢など)を証明する公的な身分証明書となります。

現地に在住していて、例えば現地の運転免許証などを取得していれば公的な身分証明書として利用できますが、海外旅行の観光客の方にとってはパスポートが唯一の身分証明書となります。

万が一紛失してしまった場合は、現地の日本大使館や領事館でパスポート再発行の手続き(タイの場合は3~4日間必要)や、帰国まで日にちが無い人には帰国の為に一回のみ利用できる「帰国の為の渡航書」の発行ができますが、もちろん費用がかかりますし、現地の警察に行って紛失証明書を書いてもらわなければならなかったりと、揃える書類も結構多く手間もかかりますので、場合によっては旅行の残りの行程を全てパスポート(もしくは帰国の為の渡航書)の発行に費やさなえればならない状況になってしまう方も居るかもしれません。

パスポート(もしくは帰国の為の渡航書)の発行に必要な書類や発行費用などの詳細は在タイ日本国大使館のホームページをご覧ください。

タイの場合、バンコクの大使館とチェンマイの領事館でのみ、パスポートの再発行や帰国の為の渡航書が発行されるので、田舎町でパスポートを紛失してしまったらバンコクやチェンマイまで移動しなければならないので、大変ですね!

ちなみに、大使館でパスポートを再発行した場合、それで全て解決したわけではなく、大使館からまた遠い遠~い場所にある入国管理局まで行き、入国スタンプを再度押してもらわなければなりません。

弊社のお客様でも、数年前にそれを知らずに再発行したものの入国スタンプの再捺印をしていないパスポートを持ってカンボジア国境へ行ってしまい、当然のことながらタイから出国できずに追い返されてバンコクまで戻ってきた方がいましたが。。

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さて・・

そんな偉そうな講釈を垂れている私ですが・・やってしまいました・・タイで生活(お仕事)をするうえで、パスポートの次に大事なもの、ワーパミ ことワークパーミット・・そう、「労働許可証」を紛失してしまったのです!

私は日本国外以外ではタイでしかお仕事をした事がないので、他の国でのワーパミ事情は詳しくは判らないのですが、タイに関して言えば外国人が労働をするためには非常に厳しい決まりがあり、当たり前ですが労働許可証を取得していなければ「不法就労」となり、お仕事をする事が出来ません。

カオサン近くのゲストハウスで旅行者がアルバイトをして、給料を貰わない代わりに宿泊代が無料になるという、いわゆる「フリーアコモデーション」をしている日本人旅行者もいますが、タイでは給料をもらわないボランティアのような活動でも労働許可証が必要になり、所持していない場合は不法就労となります。

極端な例で言うと路上での楽器演奏やパフォーマンスでお金を集める、いわゆる「バスキング」も立派な不法就労となり、犯罪です。

労働許可証は お仕事をする時には必ず携帯して、警察や税務署などから提出を求められた際は提示しなければならず、不携帯の場合でも不法就労扱いにされたという事例も聞いています。

なので、私もタイの労働局からワーパミを発行してもらってから5年間、貴重品袋に入れて常に携帯し、紛失しないように細心の注意を払っていたのですが、、

一体、どこで紛失してしまったのかは全く謎なのですが、、

おそらくですが、自宅コンドミニアムの浴室から水漏れが発生し、急遽水漏れ工事が行われて部屋のベッドやらタンスやらソファーやらを別の部屋に移動したりして家の中が一時グチャグチャになり、そのドサクサに紛れて積年のゴミと一緒に捨ててしまったのではないか、、というのが予想です。

いやはや、全くの言い訳でしかないのですが、、とんだ大失態をやらかしてしまいました(ガックリ・・)

とはいえ、このままではオフィスで仕事をする事が出来なくなってしまうので、いつまでもガックリしている暇はありません!

すぐさま再発行をするべく、ワーパミを発行した戦勝記念塔近くの労働局へ再発行に必要な書類等を聞きに行く事に。
再発行業務は地下鉄Wat Mangkon駅近くの新事務所へ行って下さいとの事なので、再度バイクで20分ほど移動。

新事務所のオフィスは、現在はコロナの影響で外国人が入国できないためか全く待合の人がおらず、すぐに手続きできました。

対応して頂いたスタッフの方はタイ語オンリーだったので、意志の疎通にやや手こずりましたが笑、他の待合の人が全く居なかったため、親切・丁寧に時間をかけて説明してもらいました。

ワーパミ再発行に必要な書類等は以下の通りです。

①再発行申請書(現地でもらえます)
②警察署で発行した紛失証明書
③パスポート
④顔写真3枚(縦4.5cm × 横3.5cm・背景白・スーツ着用)
⑤再発行料金・600バーツ

以上の書類に、紛失したワーパミのコピーがあれば手続きがスムーズです。

手続きが面倒くさそうだったので、はじめは代行業者さんに依頼しようかと思っていたのですが、安い業者さんで手数料が3000バーツほどと、結構な金額になってしまう事と、コロナで暇すぎなので苦笑、自分で経験しておくのも面白いかな~と、今回は自力での再発行にチャレンジしてみました。

日系企業の駐在員さんは、おそらく会社で再発行の手続きをしてもらえると思うのですが、現地採用の方や私のように自営業の方などは、業者に依頼するか自力での手続きとなってしまうかと思います。

もちろん紛失しない事にこしたことは無いのですが、万が一紛失してしまった場合は、今回のブログが少しでもお役にたてれば幸いです。