今回は、現在バンコクで働く海外現地採用4年目の20代の僕がよく聞かれる質問について正直に答えたいと思います。
「バンコクで現地採用の日本人社員は、車送迎や家賃補助、帰国旅費の福利厚生はありますか?」という率直な質問から
「バンコクで80,000バーツの仕事を見つけたんですが、豊かな暮らしはできますか?」という給料にまつわる質問まで
とにかくバンコクの現地採用の現状を知りたい人向けのページです。
その他にも「お部屋の探し方は?」など、現地採用をしているとよく日本の方から頂く質問を簡単にまとめました。
目次
「海外就職に向いている人はどんな人ですか?」
僕はよく個人ブログやツイッターなどで海外就職をおすすめしているんですが、そのせいかこの質問をされることが多いんです。
答え:「海外就職はかなりおすすめなんだけど、全員が全員に合うわけではないので、一度勇気を持ってチャレンジしてみて、自分が向いているなと感じたら残ればいいし、合わないなと感じたら日本へ戻ればいい。」
海外就職に向いているかどうかは最終的に自分で決めるものなので、僕から言えることはとりあえずやってみて、合わなかったら戻ってくる。それで全く問題ありません。
けどたまに「いっせーさんが思う海外就職に向いている人はどんな人ですか!?」とモチベーション高い人に迫られるときがあるので、自分の逃げ道として下の記事に書いておきました。。
参考 海外就職した僕が見た現地で成功する人と失敗する人の大きな違いtempuratravel.com「バンコクで現地採用の日本人社員は、車送迎や家賃補助、帰国旅費の福利厚生はありますか?」
これもよく聞かれますね。。
なぜか海外就職というと「華やかな暮らし」をイメージする人が多いみたいで、たまにクスッと笑っちゃうときもあります。
答え:「そんなのねえよ!!」
もし海外就職に「車送迎」や「一時帰国手当」などの手当を望んでいるなら諦めてください。
日本にある会社にそのような手当がついた社員はいますか?いないですよね。
もし手厚い福利厚生を海外生活で望んでいるならば「駐在員」という立場を日本で目指してください。
駐在員であれば「数十万円の家賃補助」「一年に一度、家族分の一時帰国航空券手配」「治安が不安定な地域では送迎車&ドライバー付き」「保険完備」「子供の教育補助」などのものすごく豪華な福利厚生が付きます。
現地採用は「海外に本拠点がある会社に、現地の人と同様に採用され、同様の雇用条件のもと働く」ということです。
それが嫌なら、日本で日本の大手企業に就職して、数十年間、駐在の話を待ち続けることをおすすめします。
数十年後、果たして「日本人駐在員」がどれだけ世界で影響力を持っている存在になっているのか分かりませんし、「日本人駐在員」じゃなきゃできない仕事とは何なのか疑問なところです。
「バンコクで80,000バーツの仕事を見つけたんですが、豊かな暮らしはできますか?」
バンコクの現地採用で給料はいくらあったらいい暮らしができるんですか。などもよく聞かれることが多いです。
確かに現地採用でなくとも「給料」は非常に大事な話ですよね。
答え:「バンコクで給料80,000バーツ(約27万円)も貰ってたら十分いい暮らしができます!」
もちろん贅沢な暮らしはできませんが、バンコクで単身で暮らすのには十分な額だと思いますね。
仮に家賃を20,000バーツ(約7万円)だとしても20万円くらいは自由に使えるお金が残ります。
バンコクで家賃7万円だったら「駅近ではないけど、1ベッドルームのお部屋で、プール&ジム付き」のお部屋に住むことができちゃいます。
自炊で節約もいいですが、バンコクでは300円以下で美味しいご飯が食べれるので食費に関してはそこまでかからないでしょう。
最低でも家賃を除いて10万円以上あれば、光熱費や通信費など全て込み込みで、十分いい暮らしができます。
「バンコクでお部屋はどうやって探しましたか?」
僕はシンガポールにいるときは英語で直接色々なオーナーさんなどに連絡して、交渉だったりを直接していたんですが、英語が話せるオーナーさん(ほとんどタイ人)がバンコクにはいませんでした。
答え:「日系不動産会社を利用しなきゃきついよ!!だけど予算を抑えたいなら自分の足で探してみるのもアリ。」
バンコクには数多くの日系不動産会社があります。僕も実際に今のお部屋は不動産会社を通じて契約しました。
不動産会社を利用しないと「コミュニケーションが全くとれない」です。
さらに契約書も全てタイ語で書かれているので正直分けわからん。もちろん英語で書かれている場合もあるんですが、ほとんどの場合がタイ語でした。
僕が実際に住んでいるお部屋でもそうなんですが「トラブルが無くならない」。次から次へと大なり小なり問題が発生します。
その場合でも日本語で対応してくれる日系不動産会社は安心で利用する価値があるな。とバンコクにきて思いました。
「所詮現地採用なので将来不安で、どうしたらいいですか?」
これも言われることが多いんですが、結局自分次第でどうにでもなりますよね。
答え:「逆に僕は日本で20代の若い時間を過ごすのが不安で仕方ないです。就職して会社が守ってくれるという時代は終わりました。というかそもそも海外にはそんな概念は存在しません。なので、僕は苦労してでも海外に出て揉まれて、将来が不安じゃなくなるまで早いうち「成長する」しかないと思っています。」
まあ、正直僕も不安ですよ。バンコクでは当たり前ですが僕は「外国人」であって、労働ビザ無しでは生きていけない人間です。
それでも海外で生きていきたいと思っているので、とにかく自分の市場価値が上がるように日々努力し続け、どこかの会社に常に「欲しい」と思ってくれるように日々学習しています。
所詮現地採用です。これは紛れもない事実だと思います。
ただ、そのようなレッテルを気にしていたら何も始められません。
なので、とにかく「自分がなりたい姿」は何なのかをイメージして、もしその姿に近くための手段が現地採用なのであれば海外に出るべきです。
逆にどうしても欲しいモノがあって、それが現地採用によって遠のいてしまうのであれば選択しなくていいんです。
現地採用はマイナスからのスタート。いわゆる「下克上」です。
追記:意外にもこの記事が多くの方の目にとまったようなので、第2弾として新たに書いてみました。ぜひ下の記事も合わせてどうぞ!