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非常事態宣言下の「バックパッカーの聖地」は閑古鳥の代わりに改装工事が着々と進行中!

こんにちは、『バックパッカーの聖地』タイ・バンコクのカオサン通りにございます旅行代理店「サワディーアンコールツアー」の日本人セクションを担当させて頂いております丸山です。

タイでは2020年3月26日~4月30日までの予定で新型コロナウイルスによる非常事態宣言を発令しました。

今後の新型コロナウイルスの状況によっては、さらに期間の延長や、外出禁止などのさらに厳しい規制が発令される可能性もあります。

現時点で、外国人は外交官や労働許可証を有する者をのぞいて、タイへの入国は禁止になっています。

カオサン通りの現在の状況

『バックパッカーの聖地』 と呼ばれ、例年この時期は多くの観光客で賑わうカオサン通りですが、非常事態宣言下で当然観光客は少なく、どのお店も閑古鳥が鳴いています。

Tシャツ屋さんや雑貨屋さんなどは営業をしていますが、レストランなどは店内での飲食は出来ないので持ち帰りのみの対応のお店も。

ゲストハウスも休業しているところが多く、弊社オフィスが入居しているNewC.Hゲストハウスも新規のチェックインは受け付けておらず、関係者以外は入場禁止です。

旅行代理店である弊社も例外ではなく、通常は年中無休・朝10時~19時までの営業時間ですが、現在は事務処理等の為に週3日ほど、朝10時~16時頃まで出勤していますが、旅行業の営業に関しては航空券や一部のバスチケット以外の手配は承る事が出来かねる状況です。

私は労働許可証を所有しているので、この機会に日本でやらなければならない用事などを済ますために日本へ一時帰国しようかとも考えていたのですが、タイを離れている間に規制が変わり、「労働許可証を持っていても入国不可」・・といきなり言われてしまい入国できない事態もあり得る為、怖くてタイを出ることが出来ない状況です。

弊社以外の旅行代理店も、営業しているところは殆どありません。

郵便局は営業していますが、タイ国内の郵便のみで、海外への発送はEMS・SAL・船便も全て断られました。
ただ、カオサン以外の郵便局ではEMS等が発送可能な所もあるようです。

両替所は、ほとんどのお店が閉まっているか、営業していてもドルかユーロのみで、日本円の両替は断られます。

カオサン通りの真ん中あたりにある、こちらの両替所では、現時点では日本円の両替が可能。
本日(2020年3月30日現在)の両替レートは1万円=2980バーツでした。

改装工事が着々と進行中!

旅行者が少なく、過去になく閑古鳥が鳴くカオサン通りですが、かねてより進められてきた改装工事に関しては、観光客の数が少ないために、かえって順調に進捗しているようです。

カオサンの西側、警察署の方から撮影。
歩道と車道との段差が無くなり、フラットになっているのが判ります。

石畳が敷かれ、埋め込み式のポールも設置されています。
ポールの内側のエリアが屋台ゾーンになるようです。
排水溝も設置され、雨季の対策も万全!
今までの景観を保ちつつ新しく生まれ変わっています。

現場の作業員の方たちも頑張っています。

タイはおろか世界中に猛威を振るう新型コロナウイルス。

終息のめどは未だに立っていませんが、一日も早く世界に平穏な日々が戻り、多くの旅行者が新しく生まれ変わったカオサン通りに戻って来てくれる日が訪れることを願わずにはいられません。