すでに様々なメディアおよびブログ等で報告されている通り、タイでは7月1日よりナイトスポットを含む全事業が営業を再開しました。
タイ政府は定例会見で、2020年7月1日からタイ国内の全事業に再開許可をする事を発表しました。
夜の飲み屋であるパブやバー、カラオケなども7月1日から再開しますが、夜12時には営業を終了しなければならない、グループは5人までとしなければならない、セールスプロモーションは禁止といった規制が適用されての再開となります。
タイ)7月1日からナイトスポットを含む全事業を再開へ!感染防止の新ルールを適用
上記の通り、規制が適用された上での再開。しかし再開は再開。
長らくゴーストタウンと化していたパタヤに、再びネオンが灯されることになったわけです。
目次
ウォーキングストリートは壊滅状態のままだった
満を持しての再開に心を躍らせながらウォーキングストリートに足を運んでみました。
が、状況は以下の動画の通り…
レストラン・バー・ディスコなど8割以上の店舗が依然クローズしたままです。
雰囲気はゴーストタウンのまま。再開初日ということで歩いている人はちらほらといましたが、真っ暗…

また、多くの人の気がかりであろうゴーゴーバー。これに関してはオープンしている店舗は0でした。

当然と言えば当然の話。
そもそも、パタヤは観光客で成り立っている街と言っても過言ではありません。
オープンしたところで客足が戻らないのは目に見えているでしょう。
実際、ウォーキングストリートを歩いている人が殆どいなかったのですから。
唯一オープンしていたライブハウス。ステージにはシールドが

依然ゴーストタウンと化しているウォーキングストリートで、唯一若干の賑わいを見せていたのがディスコ「808」周辺のバー。
808下に位置するライブバーだけが以前と同じく爆音でライブを行なっていました。
唯一オープンしているライブバーだけあって、ここに全ての人が集結していた印象です。

ただ、ライブバー内での喫煙は不可。
エントランスでは「タイ・チャナ(ThaiChana)」にて出入店を管理しています。
ライブバーは1店舗しか開店していないだけあって、とにかく人が多い。
ステージ前では他人と体がぶつかることが多々ありましたし、全席禁煙にも関わらず喫煙している人もちらほら。
タイ国内では30日間以上も新規感染者がいないとは言え、少し怖かったです。
ハッキリ言って、ソーシャルディスタンスは全然保たれていません。
こうした夜の店オープンは時期尚早なのでは?と思ったのが正直な感想です。
みんな大好きSoi6。7割のバーが再開
ちなみに、パタヤのバー街で有名なSoi6(ソイ6)は、ウォーキングストリートとは打って変わって7割ほどのバーがオープン。
客足もウォーキングストリートに比べると少々ながらも戻っていた印象。
現在のパタヤにる外国人は殆どがロングステイヤー。彼らはウォーキングストリートよりもSoi6のようなバーでまったりする方を好みます。
バーの女性にはフェイスシールドを着用して接客している人がいました。
ただ、Soi6のバーもウォーキングストリート同様、バーの中ではソーシャルディスタンスが保たれていない印象。
寄り添って酒を飲む男女の姿がしばしば見受けられました。
タイのナイトライフ復活は不可能なのでは?

タイのナイトライフは”一応”は再開したものの、緊急事態宣言は7月末まで延長されています。
タイ政府は様子見でナイトスポットも再開させているのでしょうが、外国人観光客が戻らない限り完全復活はありえません。
しかし、外国人観光客が戻ったところで、安全に営業するのは無理でしょう。
これだけソーシャルディスタンスが保たれていない現在の様子を見ると、東京のように再び感染者が増加してもなんら不思議ではありません。
そもそもナイトライフと「密」は切っても切り離せないもの。通常の観光とはわけが違います。
ナイトライフの完全復活はワクチンが開発されない限り無理なのでは?
営業再開は嬉しい反面、改めてコロナで壊滅したナイトライフの現状を思い知らされた1日となりました。