近年、タイでは航空機を改装したり、航空機を模したカフェの人気が急激に上昇しています。
人気上昇の大きなキッカケとなったのは、2020年5月に破産宣言したタイ航空が、同年9月に立ち上げた新規事業でしょう。
タイ航空は、バンコクにあるタイ航空の本社内にある社員食堂を一般客向けにカフェとして改装しオープンしました。
このカフェは、日本でも取り上げられニュースとなりました。
こうした飛行機カフェは、実はバンコクのみならずタイ各地に存在します。
そして、飛行機カフェはタイ人から絶大な人気があります。
航空機は見た目のインパクトが強いですからね。一般公開されているだけで、一般客からすれば興奮するもの。
筆者も実際にいくつかのカフェに足を運んでみましたが、なるほどこれは確かに面白い。
普通のカフェでは絶対に味わえない、「空の旅」を擬似体験できます。
今回の記事では、バンコク・パタヤ・コラートにある面白い飛行機カフェを紹介します。
目次
バンコク:タイ航空本社の飛行機カフェ
上述した、バンコクにあるタイ航空本社の社員食堂を改装したカフェ。
2020年9月に開業して以降、タイに関心ある人の話題となっています。
このカフェが人気の理由は、上写真のように航空機内を模した見た目にもありますが、タイ航空の社員が実際の航空機内同様にサービスを提供してくれるところが大きいです。
カフェに入場したらタイ航空職員が「ワイ(両手を合わせるタイの伝統的な挨拶)」で迎えてくれ、写真撮影にも対応してくれます。
航空機内の雰囲気だけでなくサービス精神も、そのままカフェ運営に活かしているというわけですね。
食事はフードコート形式で、コーヒーやお茶の他、ケーキなどのデザート類、スパゲティや焼きそばなどの軽食もあります。
詳細は以下のブログが詳しいです。
⇒【THAI Catering】頑張れタイ航空!社員食堂を改造した話題のカフェ
カフェ内にシートが設置されている他、入り口には航空会社らしくタラップが設置されていたりと、可能な限り雰囲気を航空機に寄せているのが面白いです。
現在はあまりの人気ぶりにシート席に座るのに少し待つ必要があるようですが、それでも一度は行ってみたい。
次回バンコクへ行ったら、筆者も必ず足を運ぶ予定。
新しい「バンコクの新名所」の誕生ですね。個人的にも、今一番バンコクで気になっています。
場所と営業時間
場所はMRTチャトゥチャックパーク(Chatuchak Park)から約1.4km。徒歩にして20分弱といったところ。
MRTチャトゥチャックパークからタクシーあるいはモタサイで簡単にアクセスできますね。
- 営業時間 / 水・木・金の9:00〜14:00
- 定休日 / 月・火・土・日
- 公式Facebookページ
パタヤ(サタヒップ):Coffee War @ 331 Station
Coffee War 331 @ Stationは、パタヤがあるチョンブリー県のサタヒップ群に位置する飛行機カフェです。
上述したタイ航空カフェとの大きな違いは、実際に使用されていた航空機内にカフェが設置されている点。
航空機を模しているわけでなく、航空機そのものがカフェになっています。
個人的に驚いたのは、良い意味で何の工夫もなく航空機をそのまま使用していること。
カフェと言うからには多少は観葉植物を設置したり、何か装飾を施してカフェらしさを演出しているのかと思いきや、何の装飾もありません。
トイレやギャレー、コクピットなども、本当にそのまま。
そのまま残してあるだけに興奮します。これは逆に一切カフェらしい演出をしていないからこそ、良い味が出ています。
唯一、カフェらしさがある部分と言えば、オーダーを取るカウンターくらい。
カフェはカフェなんですが、雰囲気は飛行機そのものなので、どこか緊張感が漂っています。
他のカフェでは絶対に体験できない面白い空間です。
また、カフェ周辺にも軍用ヘリコプターや米軍のビンテージスクールバスなども展示されていて、見どころは多いです。
この「ざっくりとした改装」で開業してしまうとことがタイらしいと言いますか、日本人にはない発想なのかなと思います。
珍スポット的な場所ですが、写真が好きな人やカフェ好きなら一見の価値ありです。
場所と営業時間
場所はパタヤビーチから距離約40km。車で30分前後。
足がある人ならパタヤ旅行中にでも、ふらっと遊びに行けます。
- 営業時間 / 毎日8:30〜17:00
- 公式のFACEBOOKページ
Coffee War @ 331 Stationについては、以下の記事でも詳しく記載しているので、興味がある人はどうぞ。
⇒Coffee War @ 331 Station。飛行機をカフェに改造!チョンブリーの新インスタ映えスポット。
その他、パタヤにはバンコクでは絶対ありえない面白いカフェが多々存在します。
カフェ巡りが好きな人は、以下の2軒のインスタ映えカフェもおすすめです。
>>>パタヤのエレファントビレッジにある「象が遊びに来るカフェ」
コラートの飛行機カフェ「Airplane Park」
最後に紹介するのは、イサーン最大の都市「コラート」にある飛行機カフェ「Airplane Park」です。
これまた上述した2軒のカフェとは内容が異なります。
Airplane Parkにも実際にタイ航空で使用されていたボーイング747が展示されているわけですが、残念ながら航空機に入ることはできません。
航空機の間近まで近づけるのですが、タラップにはバリケードが置かれていて、中には入れませんでした。
このカフェの飛行機はあくまで観賞用です。
しかし、個人的には主脚がむき出しになっている航空機を間近で見られたことには結構興奮しました。
上述したパタヤのcoffee war @ 331 stationの飛行機は、主脚が閉じてしましたからね。
飛行機カフェはコラート市街から車で約20分、距離約18kmの場所に位置しています。
交通手段は自家用車かタクシーのみです。
タクシーでわざわざ行く価値があるかと聞かれたら、正直微妙。これで航空機内の中にも入れるのであれば行く価値はあるかと思いますが。
なので、足がある人だけにおすすめです。
場所と営業時間
- 営業時間 / 毎日9:00〜20:30
- 公式Facebookページ
その他の「飛行機に関する観光地」
今回の記事で紹介した3軒のカフェ以外にも、タイ(バンコク)には、以下のような飛行機に関する面白い観光地が存在します。
物好きな人は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
飛行機ナイトマーケット「チャンチュイ」
敷地内中央に実際に使用されていた航空機が鎮座するナイトマーケット。
チャンチュイは、タイ人アーティストが作った『アート × ナイトマーケット』を組み合わせた面白い観光地です。
マーケット内に至るところでアートが垣間見えます。
従来のナイトマーケットとは異なる、変わった雰囲気のナイトマーケットへ行ってみたい人におすすめです。
詳細は、以下の記事を参考にどうぞ。
>>>チャンチュイ・クリエイティブスペース。バンコク最新のナイトマーケットの魅力と行き方。
超有名珍スポット。「飛行機の墓場」
バンコクにある飛行機にまつわるスポットで、最も有名な場所。
TBSの「クレイジージャーニー」でも紹介されたことから一躍大人気のスポットとなりました。
元々は上述したチャンチュイのように、飛行機を展示させたエンターテイメント施設を作る予定で航空機を購入。
しかし経営がうまくいかず破綻…
その後、警備員代わりとして航空機にホームレスを居住させたわけですが、なんとこのホームレス達が勝手に入場料を取って観光客を入れるようになったんだと。
なんともぶっ飛んだストーリー。
飛行機の墓場にある航空機は、自由に中に入っての見学が可能です。
珍スポット好きはマスト。
詳細は、以下の記事を参考にどうぞ。