タイ・バンコク発の参加型ブログメディア

今、タイ・バンコクで日本人観光客のマナーが問題視されています【あなたは大丈夫?】

定期的に発表される「人気の海外旅行先ランキング」で、タイの首都バンコクは必ず上位にランクインし、今年の訪タイ日本人は年間200万人を超えるとも言われています。

そんな大人気都市バンコクで、日本人観光客のマナーが度々問題になっています。

海外旅行で舞い上がってしまう気持ちも分かりますが、現地に住む方々に迷惑をかける、その国の文化を尊重しない行いなどは、日本人の評価をどんどん下げてしまいますよね。

タイに住む者としては、日本人観光客に対する愚痴を耳にするのは肩身が狭いです…。

近々タイ旅行を予定している方は、くれぐれもご注意ください!

TPOをわきまえない服装で旅行する

年中暑いタイでは、ついついTシャツ・短パン・ビーチサンダルの3点セットで動きたくなります。
その他に、タンクトップとタイパンツなども良く見かけますね。

しかし、バンコク市内の中心部「スクンビットエリア」は、日本でいうところの都心のオシャレなエリアやビジネス街などに相当します。

新宿や渋谷、銀座や表参道など、パジャマで堂々と歩けますか?
5つ星ホテルや世界的なブランドショップ、高級レストランやバーにその恰好で入れますか?

実際、入店拒否される日本人観光客の話も聞きますし、単純にタイ人たちから”ダサい”と言われています。

また、神聖な場所である王宮や寺院にも露出の多い服装やサンダルで訪れ、お断りされるケースもよくあります。

バンコクは、ビーチリゾートではありません。
1着でいいので、都会を歩ける&ドレスコードを守れる服を忘れずに持参しましょう。

平気で歩きタバコ&吸い殻のポイ捨てをする

人混みでの歩きタバコや吸い殻のポイ捨ても問題になっています。

日本の喫煙環境の厳しさは理解できますが、海外だからといって平気でスパスパ吸って、当たり前のようにポイポイ捨てていいわけありませんよね。

あなたのタバコを持つ手の位置、子どもの顔の高さですよ。

日本と同じく、タバコは所定の位置で楽しみましょう。

インスタ映えに夢中すぎて寺院での参拝マナーが最悪

Instagramがきっかけで人気に火がつき、今ではバンコク観光の定番スポットになった「ワットパクナム」。
ピーク時には、1日で1,000人以上の日本人が訪れる大人気観光地です。

本来、高尚な場である寺院は、粛々と参拝しなければなりませんが、写真撮影ではしゃぐ日本人が非常に多いとのことです。

マナー違反について啓蒙する記事が多数出たことで、以前よりも改善したようですが、まだまだ氷山の一角。

どんなに静かにしようと、ポーズを取ること自体が不敬に当たります。

ワットパクナムに限らず、寺院内はどうか厳かに過ごしてください。

公共の場でも大声で下世話な話をする

主にバンコクを訪れる日本人男性が対象です。

電車の中や飲食店など、公共の場で夜のお店のエピソードを大声で話す日本人が多く、めちゃくちゃ軽蔑されています。

バンコクは、日系企業で働くタイ人が非常に多いので、皆さんが思っている以上に高レベルな日本語力を持つタイ人が溢れている街です。

また、最近ではアニメや漫画の影響で、個人的な趣味として日本語を勉強しているタイ人もたくさんいます。

中には、電車内で端から女の子に点数をつける最低な日本人観光客もいるらしく、度々タイ人女性からクレームが入ります。

東京の電車内でも同じことを大声で話せますか?

恥ずかしいので、本当にやめてください。

正規料金なのに値引き交渉を始める

東南アジア=ぼったくり。
日本のメディアの伝え方も悪いとは思いますが、このイメージを強く持ちすぎている日本人観光客を多く見かけます。

正規のメータータクシーをぼったくりだと言い出したり、値札のある屋台で高すぎると怒り出したり、街中でトラブルに発展している場面を見かけることがあります。

結果的に、いつの間にか日本人観光客に対する観光ムードは無くなりました。

言い値のタクシーやトゥクトゥク、わざと値札をつけていないお店など、悪徳な商売人も中にはいますが、ごく一部です。

交渉すべき場面なのか、きちんと見極めましょう。

チップを出さない、出しても著しく小額

同じく、お金に関する事柄です。

日本にはチップの習慣がないので、誰でも初めは戸惑うと思います。
タイにチップ文化があるとは知らなかった、という声もありますが、今はインターネットで簡単に情報を得ることができる時代ですよね。

ましてや、年間150万人以上の日本人がタイに渡航し、その多くは必ずバンコクを訪れます。
知りたいことのほぼ全てを先人たちから知れると言っても過言ではないほど、タイ情報は溢れています。

レストランやホテルはもちろん、チップ前提で働くマッサージ師さんのためにもケチらず渡しましょう。

ここは日本ではありません、郷に入っては郷に従うことが大切です。

チップに関しては、下記の関連記事もどうぞ。

まとめ

・TPOをわきまえない服装で旅行する
・平気で歩きタバコ&吸い殻のポイ捨てをする
・インスタ映えに夢中すぎて寺院での参拝マナーが最悪
・公共の場でも大声で下世話な話をする
・正規料金なのに値引き交渉を始める
・チップを出さない、出しても著しく小額

要は、「日本でやらない(出来ない)ことはやらない」

ということです。

特に、これからのシーズンは、大学生などの若い旅行者が増える時期に入ります。
海外旅行の経験や社会経験の少ない方ほど、マナーを軽んじる傾向があるのは正直否めません。

自分勝手な言動で日本人全体の品格を落とさぬよう、立つ鳥跡を濁さずでいきましょう。