タイ旅行のよくある失敗として、服装が「常夏」「リゾート」「ゆるい」というイメージにとらわれ過ぎてしまうことが挙げられます。
確かにタイは暑いです!そして、言うまでもなく日本よりもゆるいです!
しかし、旅行と言えどもメリハリは必要。
ラフな格好では困る場面や入場できない場所があり、最悪トラブルに繋がるケースもあります。
今回は、タイ旅行中の服装について、ワンポイントアドバイスや注意点をご紹介したいと思います。
目次
①タイでは冷房対策が必須
タイのショッピングモールは、寒いくらい冷房が効いています。
ゆっくり買い物したいときは、男女問わず長袖やカーディガンなど羽織るものを用意しましょう。
ショッピングモールだけでなく、電車やバス、レストランなど、ほぼ屋内はキンキンに冷えていると言っても過言ではありません。
外がとても暑いので、最初は「あー涼しくて気持ちいい」と思いますが、時間が経つと寒さに変わります。
急激な寒暖差で体調を崩す方も少なくないので、冷房対策は必須です!
②肌の露出が多いと格式高い寺院や王宮に入場できない
タイ・バンコク観光の目玉でもある三大寺院巡り。
世界中から旅行者の集まる名所ですが、特に服装のチェックが厳しい場所でもあります。
神聖な場所である寺院や王宮では、肌の露出が多い服では入場できません!
具体的には、男性の場合はタンクトップや短パン、過度なダメージジーンズなどはNGです。サンダルもお断りされるケースがあります。
女性の場合はさらに厳しく、短いスカートや肩の露出、胸元の深いトップスはもちろんのこと、ボディラインが出る服もNGです。
寺院巡りの日は、男性なら長ズボン、女性ならロングスカートなどをマストで着用しましょう。トップスは半袖Tシャツでも構いませんが、何か羽織るものを持参すると確実ですね。
※上着やパンツをレンタルできる寺院もありますが、お世辞にも綺麗なものとは言えないので、持参した方が絶対いいと思います…。
③高級レストランやルーフトップバーなどはドレスコードに注意
バンコクの星付きホテルや高級レストラン、ルーフトップバーなどではドレスコードのあるお店が多いです。
Tシャツに短パン、履き物はビーチサンダルのような服装では入店すらできないので注意してください。
ただし、ドレスコードと言っても、スマートカジュアル程度でOKです。
ジャケットにネクタイというレベルまでは要求されないので、ご安心ください。
男性なら襟付きシャツに長ズボン、女性ならショート過ぎないワンピースなどが無難だと思います。
④ナイトクラブにもドレスコードあり
バンコクのクラブは、基本的に短パンやサンダルでは入店できません。
入口のセキュリティーチェックで止められてしまいます。
寺院や高級店などに比べて油断しがちな場所なので、夜遊びを楽しみたい方はご注意ください。
単純にクラブの人混みでサンダルとか危険ですしね(笑)。
⑥タイの雨季は街歩きにサンダルが便利
タイの6月~10月は、雨季と呼ばれる季節です。
この時期は突発的な大雨(スコール)が多いので、街歩きにはサンダルが便利です。
特に、アウトドア用サンダルやビーチサンダルは乾くのが早いので、1足持参する又は現地調達して準備することをおすすめします。
革のブーツやお気に入りのスニーカーは、雨季の街歩きでは履かない方がいいですね。
⑦実はタイ人は履かない”タイパンツ”
お土産の定番、最近では”タイ旅行ファッション”としても定着した、ご存知タイパンツ。
このタイパンツですが、主に日本人旅行者とファラン(タイで欧米人の総称)しか履いていません。
タイマッサージのスタッフが履いていることがありますが、それくらいです。
”タイっぽさ”を味わえてパンツ自体のデザインも可愛い、全く悪いことではないのですが、誰が見ても観光客丸出しなので、気になる人は事前に知識として持っていた方がいいかもしれませんね。
⑧赤と黄色の原色、迷彩柄は避けた方が無難
タイは、タクシン派(赤シャツ)と反タクシン派(黄色シャツ)という2つの政党が長年争っています。
旅行者がデモなどに巻き込まれる確率は低いですが、こればっかりは何が起きるか分かりません。
両政党のシンボルカラーである赤と黄色の原色は、旅行中なるべく避けた方が無難です。
また、迷彩柄も基本的に軍の関係者しか着用しません。不要なトラブルに巻き込まれないためにも着用は控えましょう。
まとめ
色々と書いてきましたが、要は日本と同じでTPOが大切ということです。
東京の一流ホテルや高級レストランに短パン・ビーチサンダルで行きませんよね?
旅行先が常夏の場合、どうしてもラフな服が多くなるとは思いますが、上下1着ずつはスマートな服を準備しておくと旅の幅が大きく広がると思います。
時間にある程度余裕のある旅行なら、現地調達するのも面白いかもしれませんね。
日本代表としてルールやマナーを守り、楽しいタイ旅行を!