ピンクのガネーシャと言えば、チャチュンサオの「ワット サマーン ラッタナーラーム」に存在するガネーシャをイメージする人は少なくないでしょう。
しかし実は、ピンク色のガネーシャはタイ全国の様々な寺院で祀られています。
タイにおいてピンクのガネーシャ像は、ぞれほど珍しいわけではなく、かと言ってありふれた存在でもありません。
トキワの森で発見するピカチュウのような存在とでも言いますか、発見するとテンションが上がる像ではあります。
さて、先日そんなピンクのガネーシャを筆者が住むチョンブリー県(パタヤがある県)でも発見しました。
寺院の名前は「ワット・パー・ユップ(Wat pa yup / วัดป่ายุบ)」
パタヤビーチから車で30〜40分のサタヒップ群に位置しています。
正直、公共交通機関が整っていないエリアに位置しているため、旅行で来た人がわざわざ行く価値があるかと聞かれればNO。
割と遠い上に、寺院自体は小規模です。明らかに観光客が行くような雰囲気ではありません。
物好きな人なら一度行ってみはいかがでしょうか、という感じ。
今回、物好きな筆者は実際に足を運んでみたので、簡単にレポートしてみます。
ワット・パー・ユップ(Wat pa yup / วัดป่ายุบ)
以下はワット・パー・ユップの場所を記した地図。
パタヤビーチからの距離は約30km。
スクンビット通りから入り組んだ細いソイ(通り)に入った、辺鄙(へんぴ)な場所に位置しています。
完全に自家用車やレンタルバイクなどの足がある人向けです。
ちなみに、寺院から車で更に南へ約25分の場所には、サタヒップの観光名所「ナンラムビーチ」があります。
ワット・パー・ユップのためだけにわざわざサタヒップまで行くのは勿体無いです(個人的に、それほど見応えのある寺院ではないので)。
なので、ナンラムビーチで遊ぶついでに寄ってみるのが良いかもしれません。
実際、筆者もナンラムビーチからパタヤへ帰るついでに寄りました。
高さ約8m・横約13mの中規模ガネーシャ
寺院に到着すると、敷地内の目立つ場所にガネーシャ様が鎮座していました。
高さ約8m(台座含めて)、横幅約13mと言ったところでしょうか。
チャチュンサオのピンクのガネーシャが高さ約22m、横約16mなので一回り小さいですね。
まあ、チャチュンサオのガネーシャを見たことある人なら、そこまでのインパクトは感じないでしょう。
で、神様なので遠慮無しでは言えませんが、なんかこう…表情に締まりがないんですよね。
だからでしょうか、申し訳ないですが、あまり感動しませんでした。
ガネーシャ様自体は好きですよ。もちろんお参りもさせてもらいましたし。
ただ、繰り返しになりますが、このガネーシャ様だけを見るためにここまで来る価値(観光地としての)があるかと聞かれれば、無いでしょう。
それにしても、このポーズ…チャチュンサオのガネーシャと全く一緒じゃないか!
うーん、瓜二つ。
表情とお腹の出っ張り具合が若干異なる程度。
このポーズに何か意味があるのか?調べても出てこないんですよね。
パクったのだろうか…?
まあ、何にせよ瓜二つ。
台座下の空間でタンブン
ピンクのガネーシャが横たわる台座の下はタンブンする空間になっています。
ここに僧侶の方が常駐しているのです。
で、筆者達もタンブンしてきました。
僧侶の方に聞いたところ、このワット・パー・ユップは今から5年ほど前(2015年のソンクランの時期)にオープンしたとのこと。
割と新しい寺院ですね。
辺鄙な場所にあるのでタイ人しか来てないかと思いきや、シンガポール人などの観光客もチラホラと来ているようで。
ただ日本人の参拝者は殆どいないでしょう。
やはり日本人にとってピンクのガネーシャと言えばチャチュンサオの寺院ですからね。
サタヒップ観光の際には是非!
ハッキリ言って、外国人旅行者的には大した観光地ではありませんし、それほど見所はありません。
ピンクのガネーシャが横たわっている以外は、ごくごく普通の寺院です。
また、アクセス利便性の悪い場所に位置しているため、上述したようにナンラムビーチの観光がてら寄るくらいで丁度良いでしょう。
チョンブリー在住の方、またはパタヤ旅行リピーターの方は是非ナンラムビーチ観光の際にでも訪れてみてはいかがでしょうか。