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タイ・バンコク市内の主要な移動手段を紹介!複数の交通機関を使い分けて効率的な観光を!

海外旅行の不安要素の一つとして、現地での移動がよく挙げられます。

どんな交通機関があるのか、どうやって乗ればいいのか、そもそも安全なのか、特に初めて訪れる国では、大きな悩みの種だと思います。
また、旅程を組む上でも非常に気になる点ですよね。

今回は、バンコク市内の主要な移動手段をご紹介します。

バンコクには様々な移動手段があるので、上手に使い分けてスムーズな観光を目指しましょう!

※運賃や路線などは2019年11月現在の情報です。

BTS(高架鉄道)

バンコクBTSの車両とホーム

BTSは、スクンビット線とシーロム線の2路線からなる高架鉄道です。
バンコク都心を運行し、この沿線からショッピングモールなどの再開発が進められているので、観光で市内を移動する際の要となります。

BTS公式サイト:
https://www.bts.co.th/eng/index.html

運行区間

スクンビット線:モーチット駅~ケーハ駅
シーロム線:ナショナルスタジアム駅~バンワー駅

運行時間

6:00~24:00(約3~8分間隔)

運賃

16~59バーツ

チケットの購入方法

各駅に自動券売機が置いてあるので、行き先と料金を確認し購入しましょう。
ただし、駅構内の券売機は、硬貨しか使用できません。
紙幣しか持っていない場合は、窓口で両替又はそのまま窓口でチケットを購入しましょう。

また、ラビットカードというプリペイド式のICカードもあります。

事前にチャージしておくことで、毎回チケットを買う手間や窓口に行く手間を省くことができます。
窓口で簡単に購入できるので、旅行者の方にもおすすめです!
※初回購入時はパスポート確認あり

MRT(地下鉄)

バンコクMRTの車両とホーム

MRTは、タイで唯一の地下鉄です。
現在、ブルーラインとパープルラインの2路線が運行しています。

BTSと同じく都心を走り、複数の駅で接続するので、この2種類の電車を使いこなすことで主要観光地のほとんどをカバーできます!

MRT公式サイト:
https://metro.bemplc.co.th/Default

運行区間

ブルーライン:タオプーン駅~ラックソーン駅
パープルライン:クローンバンパイ駅~タオプーン駅

運行時間

ブルーライン:6:00~24:00(約4~7分間隔)
パープルライン:【平日】5:30~24:00 【土日祝】6:00~24:00(約6~9分)

運賃

ブルーライン:14~42バーツ
パープルライン:17~42バーツ
両線乗り通した場合は最大70バーツ

チケットの購入方法

BTSと同様、自動券売機又は窓口で購入します。
ちなみに、MRTの券売機では紙幣が使用できます。(100バーツまで)

こちらもプリペイド式のICカードがあるので、頻繫に利用する場合は最初に購入し、チャージして使いましょう。

ARL(エアポート・レール・リンク)

エアポート・レール・リンクの車両とホーム

スワンナプーム国際空港とバンコク都心を20分ほどで結ぶ高速鉄道です。

空港~市内間をタクシーやバスで移動する場合、通常で1時間ほど、酷い渋滞のときは2時間近くかかることもあるので、ARLは空港利用者の移動手段として重宝されています。

BTSとはパヤタイ駅で、MRTとはペッチャブリー駅で接続しています。
※MRTペッチャブリー駅に関しては、ARLマッカサン駅から徒歩で数分移動する必要があります。

ARL公式サイト:
http://www.srtet.co.th/index.php/en/

運行区間

スワンナプーム国際空港駅~パヤタイ駅

運行時間

5:30~24:00(約8~15分間隔)

運賃

15~45バーツ

チケットの購入方法

上述した2種類の電車と同じ購入方法です。

スマートパスというプリペイド式の専用ICカードが窓口で購入できます。

タクシー

タイのタクシーは、初乗りが35バーツと格安なので、気軽に利用することができます。
また、街中には無数のタクシーが走っているので、日本よりも簡単に拾うことができます。

ただし、渋滞にハマって動けなくなったり、乗車拒否などのトラブルに巻き込まれたりと、注意点の多い乗り物でもあります。

タクシーに関しては、別記事にまとめたので、そちらをご覧ください。

路線バス

運賃も安く、バンコクのほぼ全てのエリアもカバーしているので、慣れると非常に便利な移動手段です。地元の雰囲気を感じられるのも良いですね!

ただし、行き先などがタイ語表記のみであったり、路線図も非常に複雑なので、旅行者の方にとってはハードルの高い乗り物でもあります。

ViaBus
ViaBus
開発元:Intouch Marsvongpragorn
無料
posted withアプリーチ

そこで大活躍するのが、「ViaBus」というアプリ。

こちらのアプリを使うことで、出発地から目的地までのバス番号やルートを全て確認することできます。

英語表記で分かりやすく、直感的に操作できるので、これさえあれば路線バスも使いこなすことができます!

BMTA(バス公社)公式サイト:
http://www.bmta.co.th/?q=en/home

運行区間

書店での路線図の購入又は下記からご確認ください。
http://www.e-guide-books.com/bkk/bus/bus1-10.html

運行時間

5:00~24:00(路線によっては24時間)

運賃

8~25バーツ

チケットの購入方法

乗車後すぐに筒状のケースを持った車掌さんが近づいてくるので、前払いで運賃を支払います。
いくらか分からないときは、地図を指さして目的地を伝えると金額を教えてくれます。

トゥクトゥク

バンコク市内を走るトゥクトゥク

タイのシンボル、オート三輪タクシーのトゥクトゥク。

トゥクトゥクに乗ること自体が観光の一種という、大人気の乗り物です。

料金は交渉制なので、タクシーと同様にトラブルや注意点が多々あります。

”タイっぽさ”を感じるには最高の移動手段なので、初めてタイを訪れる方はぜひチャレンジして欲しいですね!

トゥクトゥクに関しても別記事にまとめたので、そちらをご覧ください。

バイクタクシー

バンコク市内のバイクタクシー

こちらもある意味タイ名物、オレンジのベストが目印のバイクタクシーです。

渋滞をすり抜けて移動できるので、使いこなせると非常に便利な移動手段です。

しかし、要はバイクのノーヘル2人乗りです。
バンコクの路上で最も危険な乗り物なので、バイクに慣れていない方や旅行者の方は利用しないことが賢明です。

料金は、短い距離なら10バーツほどから。街中の色々な所に停留所があり、距離や場所に応じた料金設定が意外とちゃんとしています。

水上バス

運河の流れるバンコクでは、今でも水上バスが庶民の足として活躍しています。

川沿いの景色やタイの街並みを眺めながら移動できるので、アトラクションとしても楽しむことができます!
渋滞を気にせず移動できるのも良いですね。

チャオプラヤーエクスプレス公式サイト:
http://www.chaophrayaexpressboat.com/en/home/index.asp

バンコクには、街の中央のセンセープ運河を走る水上バスもあります。
カオサン通りの旅行代理店「サワディーアンコールツアー 」の丸山さんの記事が分かりやすいので、詳しくはそちらをご覧ください。

運航路線・運航時間

船尾の旗で行き先や立ち寄る船着き場が変わります。

旗なし:ローカルライン(普通)ノンタブリー~ワットラジンコーン
オレンジ:急行 ノンタブリー~ワットラジンコーン
グリーン:特急 パックレット~ノンタブリー~サトーン
イエロー:特急 ノンタブリ~サトーン
ブルー:ツーリストボート プラ・アーチット~アジアティーク

路線図、運航時間ともに細かいので、下記のルートマップやタイムテーブルよりご確認ください。

http://www.chaophrayaexpressboat.com/en/services/index.aspx#routemap

運賃

9~40バーツ

チケットの購入方法

路線バスと同じく、乗船後に車掌さんからチケットを購入します。

その他(シーローやソンテウなど)

その他には、主に日本人居住エリアを走る「シーロー」や主に郊外を走る「ソンテウ」があります。
どちらも軽トラを改良したようなフォルムをしています。

観光で利用することは少ないと思うので、今回は割愛します。

詳しく知りたい方は、ぷくこさんの記事をご参考にしてください。

参考 【バンコク交通】在タイ日本人の足と言えばシーロー!乗り方徹底解説!BANGKOK GIRLS NOTE

まとめ

バンコクは、都市圏人口が1,500万人を超える世界有数の大都市圏です。
時間と場所によっては、渋滞などが原因で動けなくなることも珍しくありません。

例えば、朝夕は特に渋滞が酷いので、その間は電車を利用し、電車が通っていないエリアではタクシーを利用するなど、ケースバイケースで交通機関を選んでいくとスムーズに移動できると思います。

その場で考えることも海外旅行の醍醐味だと思います。
ぜひ色々な交通機関を賢く使い分けて、楽しく快適なタイ旅行にしてください!