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【在住者が教える】タイ・バンコクの定番観光スポット、三大寺院を巡る際の注意点まとめ

タイ・バンコクの王宮、エメラルド寺院ことワットプラケオ

今回は、三大寺院と称される「ワット・プラケオ」、「ワット・ポー」、「ワット・アルン」を巡る際の注意点をご紹介します。

三大寺院といえば、タイ・バンコク観光で絶対に外せない観光名所。
初めてバンコクを訪れる方なら、まず間違いなく回る定番中の定番ルートです。

先日、日本から来た友人と一緒に参拝したのですが、意外とチェックすべきポイントが多いなと思ったので、初心者の方向けにまとめました。

初タイ旅行のご参考にどうぞ!

露出の多い服装では入場できない

タイ・バンコクのエメラルド寺院ことワットプラケオの本堂

神聖な場所である寺院は、露出の多い服装では入場できません。
特に、三大寺院はタイで最も格式高い寺院なので、一層チェックが厳しくなります。

男性の場合は、タンクトップや短パン、過度なダメージジーンズなどは基本的にNG。

女性はさらに厳しく、キャミソールやミニスカート、ホットパンツなどの露出度の高い服のほか、レギンスやスキニーなどのボディラインが出る服もNGです。

履き物は服ほど厳格ではありませんが、ビーチサンダルやクロックスでは入場できない場合もあるので、スニーカーが無難です。

お土産は街中のショッピングモールやマーケットで買った方がお得

タイ・バンコクの三大寺院周辺のお土産、露店

世界中の旅行者が集まるエリアなので、露店の商品相場が街中よりも高くなり、定番のタイパンツやその他雑貨など、マーケットの1.5倍ほどの値段で売られています。

この近辺はバリエーションも少なく、質もあまり良くないので、思い出や雰囲気を重視する以外は、街でゆっくり買い物することをおすすめします。

詐欺師は無視するのが賢明

タイ・バンコクの暁の寺ことワットアルン

海外の有名観光地なだけあり、悪質な詐欺師が頻繁に出没します。
今回は、ワット・アルンで2度も寸借詐欺師に声をかけられました。

東南アジアの寸借詐欺は、「財布を落とした」、「パスポートを失くした」などと言って、人の善意につけこんでお金を騙し取ろうとする手口が多いと思います。

この手の詐欺は、バンコク市内でも定番なので、私はいつも「大使館行きな」と言って終わらせます(笑)。

仮に相手が詐欺師だと分かったとしても、変に感情的になるとトラブルに繋がる可能性があります。
見知らぬ外国人が声をかけてきても、基本的には無視することが一番です。

その他、寺院観光での詐欺事案に関しては、サトママさんがBlogeyで体験談を書いています。
こちらも併せてご確認ください。

日焼けや熱中症対策は必須

寺院観光に関わらず、タイの屋外観光は熱中症対策が必須です。
特に、4月~ゴールデンウィーク辺りは、40℃を超える日が続くことも珍しくないので、この期間に訪れる方は要注意です。

寺院の建物内では着用できませんが、外を歩く時は帽子をかぶり、こまめな水分補給を心がけましょう。
一気に回らず、歩き疲れたら近くのカフェで休むことも大切です。

また、タイの紫外線は日本の3~4倍と言われているので、こちらも忘れずに対策しましょう。

女性は僧侶に触れてはいけない

タイ・バンコクの王宮エリアや三大寺院を歩く僧侶

タイの僧侶は、女性と接触することを厳しく禁じられています。
女性に触れてしまうと、修行や積んできた徳が全て無くなってしまうと考えられているようです。

言うまでもなく、三大寺院周辺は僧侶によく出会うエリアです。

女性の方は、なるべく僧侶と距離を取り、誤ってぶつからないように道を譲るなど、周囲を見ながら気を配りましょう。

寺院敷地内や王宮エリアは全面禁煙、罰金は5,000バーツ

タイ・バンコクのワットポーの中にある仏像

タイは、現在の日本並みに喫煙に対してシビアな環境です。
中でも、格式高い寺院の揃うこのエリアは、特に厳しく見られています。

寺院の敷地内はもちろん、周辺の歩道でも絶対にNGです。

喫煙してしまった場合、最大5,000バーツ(約18,000円)、ポイ捨ては2,000バーツ(約7,000円)の罰金が科せられます。

言い値のタクシーや吹っかけてくるトゥクトゥクに対して穏便に

タイ・バンコクの三大寺院周辺にいるトゥクトゥク

トゥクトゥクは、そもそも料金交渉が前提の乗り物ですが、本来はメーターで走るタクシーも、バンコク屈指の観光地では言い値になってしまいます。

これを“ぼったくり”や詐欺と取るか、観光料金の一環と取るかは人それぞれだと思いますが、不快感を言動に表したり、怒号を浴びせたりすることは控えましょう。

タクシードライバーの中には、自衛のために凶器を所持している人が多く、旅行者が殺害される事件も過去に起きています。(※タイは銃社会です)

たとえ上乗せられても、冷静に考えればたかだか数百円程度です。
グッと堪えて、穏便に済ませましょう。

三大寺院までのアクセスは渋滞にも注意(スクンビットからの場合)

タイ・バンコクの三大寺院の最寄り駅であるサナームチャイ駅

こちらはスクンビットエリアに宿を取る場合の注意点です。

世界有数の渋滞都市バンコクでは、ひとたび巻き込まれると、車での移動時間の計算はほぼ不可能になります。

特に、スクンビット通りは終日車の流れが悪く、貴重な旅行の時間を無駄にしないためにも、その他の交通機関の利用をおすすめします。

以前は、BTS(高架鉄道)と水上バスの組み合わせが渋滞を避ける最善策でしたが、2019年9月のMRT(地下鉄)延伸により、電車1本でアクセスできるようになりました。

詳しく知りたい方は、下記の関連記事をご覧ください。

まとめ

タイ・バンコクのワットポーにある涅槃仏

今回は、三大寺院観光にスポットを当てましたが、タイ旅行には他にも様々な注意点があります。
下記に関連記事をまとめたので、ぜひご覧ください。

何かと不安の多い海外旅行ですが、渡航前に事前知識を集めることで、初めてでもスマートな旅行ができると思います。

より安全に、より楽しく!皆さんのタイ旅行の参考になれば幸いです。